コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
学年一の優等生様には
才能がないらしい。
# prsk夢小説注意
# 魔法学園パロ
11⁄18
________
本気か??
僕は何よりも先にそう思った。
「無理」って言ってたんだよ??
生徒会に入るのは、無理だって……
……あ、でも今回のは協力だし、
ワンチャン行ける…?
「朝比奈って言うと…あぁ、この前話した、
魔法の成績がズバ抜けていい人かな?」
神代くんがそう思い出したように言うと、
「そうだね、この学校で朝比奈って言うと
あの優等生さんしか思いつかないな」
僕もそれに合わせ”演技”をする。
たった今、”朝比奈”という人物を
思い出したかのように。
…こういう時、大体いつも彰人から
痛い視線が飛んでくるんだけど、
今日は居ないから違和感しかないな。
「てことは、生徒会に
誘うチャンスにもなるわよね」
ばんと手と手を合わせ、日野森さんは
明るい表情を浮かべる。
「なら、早速行こーっ!!」
生徒会室の扉を勢いよく開け閉めして、
(多分)鳳さんは
3年の教室へと向かっていった。
「相変わらず元気だな、鳳さん」
「そうだね。さて、
僕はえむくんのことを見てくるよ。」
神代くんは椅子から立ち上がり、
鳳さんの後を追うと生徒会室を出ていった。
/ 3F 3-B /
朝比奈siten
「朝比奈センパーーイっ!!」
掃除から帰ってきて、
教室に入ろうとしていた時。
その元気な声は聞こえた。
(…?あれは…)
タフィーピンク色のボブ。
シオン、へクソカズラという花が青色で
印刷された、少し丈が短いローブ。
「朝比奈センパイっ!お願いがあります!」
「お願い、?何かな、鳳さん。」
鳳えむ。
それが、目の前にいる
天真爛漫な少女の名前。
「ひいっ!!…えっ、えっとですね!」
「魔法祭での
ゴミ処理をお願いしたいんです。 」
そう言って後ろから出てきたのは、
私と同学年の神代類さん。
「ゴミ処理をですか?」
私が聞き返すと、
「はい。実は魔法祭でゴミが
学園中にポイ捨てされる可能性が高くて。」
「いくら生徒が多いとはいえ、流石にずっと
炎魔法を使うと、魔力切れを起こす
生徒が後を絶たないんです。」
「僕たちが小学生の頃の魔法祭が
良い例だったでしょう。」
…それは本当。
私が小学生の頃、
ゴミ処理をしようとし、炎魔法を
継続して使う生徒が複数いた。
けれど、それは途中から
ゴミ処理どころの状況ではなくなった。
全員が魔力切れを起こし、
学園専属の保険医も
手を焼く程の大惨事となったという。
これはこの学園全体の
生徒が知っていること。
二度と、あんなことを起こさないように
という事を先生を通して皆は知る。
「…そうですね。でもなんで私に?」
それが疑問だった。
数ある生徒の中から何故私が、と。
「朝比奈センパイは、魔力切れを
起こした事がないって聞いたんです!」
「魔力切れ…」
これも本当。
授業、実戦、休み時間。
いつもみんなの前で使う時、
私はたったの一度も
起こしたことが無かった。
『みんなの前』では。
「だから、ゴミ処理も
出来るんじゃないかなって思って…!」
「お願いです!」
「えっ!?」
廊下のど真ん中で頭を下げる2人。
それは少し、いや、
とても視線を集めていた。
生徒会役員、それも2人が頭を
下げているとなると、かなり視線が痛い…
というか、『朝比奈さん何したんだ』状態。
「あ…あの、とりあえず頭を…」
「…すみません、…
ゴミ処理の方は大丈夫ですかね?」
「…ちょっと考えさせてください。」
「もう少しで授業も始まっちゃいますし。」
話している間に、
既に5分という時が流れていた。
「はっ!そうですね!失礼しますっ!」
慌ただしくたたたた、と廊下を
駆けていった鳳さん。
「それでは、僕も。」
「はい。また。」
鳳さんに続き、廊下を歩いていく神代さん。
2人を見送ったあと、
私は静かに教室へ入った。
NEXT