この作品はいかがでしたか?
51
この作品はいかがでしたか?
51
______
梅雨も開け、暑い夏がやってきた。
お腹もだいぶおっきくて、抱えながら動いてる。
いつ陣痛が来てもおかしくない。
ぬいぐるみ用の服は、在庫限りで、しばらくはお休みにしてる。
なるべく、在庫をと、作れるだけ作ってはいるけど、中々人気。
けど今朝からなんか体調が思わしくない。
涼ちゃんはなんか用事あるとかで出かけたし。
今家にはひとり。
これが不安なわけないよね…
美柚「ん……なんかお腹重たい…腰も …」
とりあえず、ソファーで横になる…
少し眠ってたみたいで、喉乾いたから、飲みものを取りに行こうと立った…
美柚「…っ!!なんか痛い…」
しばらくすると、痛みは引いた。けど、いつもより、お腹や腰が重い。
美柚「うー…なんかきつい…誰かいないかなぁ。」
そう思いながら、なんとなく、メンバーみんなとつながってるグループメールに、メールをする。
『誰かー。時間ある人います??』
こういう時って、だいたい誰もいないんだよね。
まぁ、翔太に連絡すればいいだけなんだろけど。今日忙しいみたいだったし。
案の定。20分しても、既読つかない。。。
美柚「はぁ…だよね。みんな忙しいよね…どうしよ。」
そんなこと思いながらいつの間にか、寝ていた。
けど、痛みで目が覚めた。お腹の張りも強い。
美柚「え…これ。もしや、陣痛……」
そうおもい、アプリで間隔を記録していく。
30分間隔…
どうしよ……
そんな時だった。
翔太「美柚ー!?」
美柚「え?…しょー……っ!しょっ…た?」
翔太「大丈夫?痛い?」
美柚「陣痛来たみたい……」
翔太「へ?は?まじ?」
美柚「……うん……っ!」
翔太「美柚!」
翔太は背中を摩ったりしてくれる。
美柚「………っ。泣。うーっ……」
しばらくして、痛みが和らぐ…
美柚「翔太、仕事は?」
翔太「ん?とりあえず今日1番のは終わったから。阿部ちゃんが、メールみたらしくて、調整してくれた。」
美柚「そっか…なんか申し訳ないな。」
翔太「ん、今は、仕事より大事だろ?病院電話は?」
美柚「まだ…30分間隔くらいだから。もうちょい様子見てから…」
翔太「そっか。荷物いまのうち、車乗せてくる。」
美柚「うん、ありがとう。」
翔太がきてくれて、なんか嬉しい。安心。
部屋から荷物をだし、玄関へいく翔太。
その時
ピコン✉ ͗ ͗
辰哉『どしたー?今仕事おわって、照と合流するから、一緒にくるね!』
美柚「あ、ふっかさん…」
翔太「美柚ー?メールみた?いまからふっかと照がくるって」
美柚「うん、みた!」
翔太「だったら、玄関に置いとくか。」
ピコン✉ ͗
またメールが。
涼太『いまからすぐ帰る!』
翔太「ん?次は涼太…?」
美柚「あっ!来た………っ!」
30分後
涼太「ただいまー!美柚ちゃん!大丈夫?」
翔太「あー、おかえり。今、ちょっと疲れて寝てる。」
涼太「そっか、翔太いたなら良かった…玄関に荷物あったけど?」
翔太「陣痛きてたみたいだけど、遠のいたみたい。」
涼太「ほんと?…たしかに、朝からなんかきつそうだったもんな。用事キャンセルしよか?って言ったけど、大丈夫って言ってたから…」
翔太「どうせ彼女だろ?(笑)」
涼太「まぁ…(笑)ただ、彼女のほうが先に呼び出されちゃって…(笑)で、スマホみたら、メールきてて…」
翔太「なるほどな(笑)」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!