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「…い…たた、ん…ここ…は?」
目を覚ます、いつもの狭い先輩の部屋…
「…じゃ…ない?」
狭い部屋…に変わりはない、けど…先輩の気配がしない…?
それに部屋が真っ暗で見えない…下手に動くのは危険…
「おかしいな…先輩の部屋に居たはずなのに…」
と、考えているとコンコンドアが鳴る音がした
「先輩…じゃないですね、誰ですか…?」
警戒心たっぷりの声で私は声をかける
「んぇ?まだ人居たんかぁ?もう居ないと思っとったわぁ」
「妙な部屋があったので、怪しかったですが…やはりですか」
「…え..っと、貴方達は…?」
色んな声が聞こえて来るので私は説明を求めるために質問をする…が
「ウチらぁ?ウチらはなぁ…えーっと、初対面やなぁ」
「そうじゃなくて…」
「名前…でしたら、僕は慎(しん)です」
「ウチは美琴(みこ)やぁ」
「皆様に紹介してもらったので…私は来亜(らいあ)です」
「来亜ちゃんね〜よろぉ」
「よろしくお願いします」
「慎くん硬いで〜ゆる〜く〜なぁ〜」
「貴女は緩すぎるのでは」
「そぉ〜?」
「ところで…暗闇なのになんでここまで…?」
「あ〜目が慣れたのもあるんやけど〜慎くーん」
「…わかりました、はい」
と男の人が言うと途端に辺りがぼんやりと光る
「懐中電灯…ですか」
「そぉここらへん暗いんよ〜電気のスイッチないんかなぁ」
「ありそうですが..取り敢えず、人がいそうな部屋を探していきましょう」
「せやなぁ〜慎くん案内よろ〜」
「いや僕にもわかりませんよ…」
「…壁伝いで行けば電気のスイッチあるかもです…ね」
「お〜確かになぁー!来亜ちゃん流石やわぁ〜じゃあこの部屋の明かりまずは探そかぁ」
「私の部屋ですか…何もないと思いますが…」
「…あ、スイッチありました…」
「お、慎くん見つけたぁ?つけてつけて〜」
「う…急に明かりがつくと目が…」
「せ…せやなぁ…キツイわぁ…でも、明るくなったし探索しやすくなったわ!」
「そうですね…誘拐…とやらなら何か出れるものがあるかもしれません…」
「そうですね、見てみましょう…」
コツコツコツ…私たち以外の物と思われる足音が聞こえる
「しっ…や電気消して隠れんで」
「は、はい…」
「あっれれ?なんか話し声すると思ったんだけどな?」
「はぁ…だから…って、急に走んな…」
「…疲れた」
「味方みたい…やな?」
「わっ!人出てきた!」
「なんだ、お前の勘当たってたのかよ」
「貴方達も…目覚めたらここに?」
「そんなとこー、も…ってことは君達もかー…アタシ達三人何も覚えてなくってさー」
「そうなんだ…あー俺は淳(じゅん)よろしくな」
「アタシは凛(りん)よろしくー」
「…僕は…悠(ゆう)…え、っと…よろしく」
「よろしくお願いします…私は来亜です」
「僕は慎です、よろしく」
「ウチは美琴や〜よろしくな〜」
美琴さんがそう挨拶した後、唐突にドンッ…という大きな音が聞こえ
「やぁやぁよくぞお集まりくださいました!私第一ステージのゲームマスター「ワオン」と申します」
「い…っやいやいや…何何何?アタシ等何やらされてんの?」
「質問は後で聞くからー!もー早速何やるか言っちゃうねー?第一ステージはー!「人狼ゲーム」でーすっ!」