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涼太「あら、めずらしい。翔太は?」
美柚「ん、知らない。」
涼太「え?何も言わないできたの?」
美柚「うん。まだ帰ってきてなかったし…」
涼太「……そう。」
一時間後
翔太「はぁー疲れた。」
涼太「いらっしゃい。」
美柚「おつかれ。」
翔太「おう。」
美柚「なんか、元気ない?」
涼太「なんかあった?」
翔太「来週から、しばらく出張で九州行くことなって。」
涼太「え?」
出張か。帰ったら1人かぁ。。
美柚「ふーん。お土産よろしく!あたし明太子食べたい(*´﹃`*)」
翔太「は?だれがお前に買ってくるていったよ。」
美柚「うわ、ひどっ。最低!」
涼太「なんで翔太が?阿部の指示?」
翔太「うん。俺じゃなきゃだめらしくて。なんか新しい取引先の人といく事になってて。」
美柚「なんかすごいね。出世コースじゃん!」
翔太「出世はしねーよ?」
涼太「翔太は副社長みたいなもんだからね。社長は阿部。」
美柚「え?あの阿部ちゃん?」
翔太「そう。ただ、出張いくと、夜お前1人だろ?」
美柚「ん?あたし?」
なんであたし??別に関係ないじゃん
美柚「いや、なんで私?仕事なら行かなきゃでしょ?」
涼太「まぁ、こっちはどうにかなるよ。」
翔太「うん。」
美柚「ふーん、寂しいんだ?(笑)」
翔太「……っ!はぁ?おまっ、ふざけんじゃねーよ///」
涼太「ふは(笑)翔太動揺しすぎ(笑)」
美柚「あははは(笑)おかしーっ(笑)」
翔太「からかうなよ!」
美柚「ごめん(笑)涼ちゃんと離れんのがそんな寂しいとは…あははは(笑)」
翔太「は?」
涼太「( *゚∀゚)・∵ブハッ……翔太の負けだな(笑)」
翔太「………ムカつく( ˘•ω•˘ )」
ほんと2人仲良いなぁ。
美柚「涼ちゃん、おかわりー!」
翔太「お前飲みすぎんなよ?」
美柚「大丈夫。明日も仕事だから、そんな飲まない。」
つもりだったけど。
何でだろ。呑んでないとたまらなく不安。
美柚「涼ちゃん!」
涼太「もうだめ。」
美柚「えー、最後だからー!」
翔太「もう、帰るぞ。ほら!」
美柚「えーやだ。」
翔太「はぁ…飲むなら帰ってからにしろ。」
美柚「……( ˘•ω•˘ ).。oஇ」
渋々と、動いてると、
手を握られ、引っ張られるかのようにして、歩く。
美柚「離してよ。」
翔太「やだね。お前がさっさと来ないからだろ」
美柚「じゃあ、おんぶ。」
なんか無茶苦茶、甘えたい。
翔太「はぁ?さっさと歩けよ」
美柚「やだー、おんぶがいい。」
翔太「ったく、しかたねーな。」
ほら、何だかんだいいながらしてくれる。
いつも、そうやって、私を甘やかす。
翔太「うわ、重たっ!」
美柚「失礼な!男でしょ?文句言わずさっさと行って!」
翔太「お前なぁ…ったく。」
ほんとはもっと可愛くオネダリしたり
重いよね、ごめんね?くらい言えたほうがいいんだろな。
あー。やっぱりなんか安心する。
こうやっておんぶして貰ってると、やっぱり男の人なんだな。
がっちりしてるし。鍛えてんだろな。
美柚「………温かい…( *´꒳`*)」
翔太「ったく。お前飲みすぎだってーの」
美柚「たまにはいいじゃん。久々飲みいったし。」
翔太「まぁな。行きたい時言えばいいじゃん。」
美柚「ん……じゃあ明日も行く」
翔太「それはだめ。」
美柚「なーんでよ!行きたい時っていったくせにー!」
あーだこーだいいながら帰った。
それも悪くない。
最近、こんなつまらない言い合いも、心地いい…。