※ 内容 注意
僕 は 水無瀬 と 廊下 に 出た
廊下 まで 真っ白 で 目 が
おかしく なりそうだ …
廊下 は 細長く 、無機質 で
所々 に 監視 カメラ が あった
そして 沢山 の 部屋 が あった
それら が 何 の 部屋 かも 分からない
あれから 少し 廊下 を 歩いた 後 、
別 の 部屋 へ 連れて 行かれた
ロック を 解除 し 、扉 が 開くと
そこは 手術 室 の ような 部屋 だった
手術 室 らしい 器具 が 置かれていて 、
研究員 が 中 に 数名 居る
僕 は 今 から 何 が 行われるか
理解 した 、いや してしまった
水無瀬「 君 は 生まれ変わる ん だ 」
そう 言った 後 、水無瀬 は 何故か
顎 を 掴もう と こちら へ
水無瀬 が 手 を 伸ばす
嫌な 直感 が 働き 、頭 から つま先 へと
厭悪 感 が じわじわ 伝わってきた
「 やめて ! 」
こちらへ 伸ばされた 水無瀬 の 手 を
はたく と 、水無瀬 は 目 を 細めた
そして 水無瀬 は 僕 の 腹 に
強烈 な 蹴り を 入れた
「 ッ” は 、!? 」
痛い 、痛い …
お腹 から じわりじわり と 伝わる 痛み
抵抗 も 虚しく 、床 へ 倒れ込む
意識 が 遠のく 中 、口 に 錠剤 を
放り 込まれた が それ を 吐く 余力 も
ある訳 なく … 錠剤 を 飲み込んだ
だが 、意識 が 戻る のは
そう 遅く なかった
身体 は 動かない が 、複数 の
声 だけ が 聞こえて くる
「 悪魔 の DNA を 入れて みよう 」
「 身体能力 も 欲しい 」
「 じゃあ 猫 の DNA
入れて 猫化 させよう 」
僕 、今 何 されてる の
そう 思った 瞬間 、また 意識 が 途切れた
水無瀬「 起きて 」
身体 を 揺すられ 、目 を 覚ます
どうやら 手術室 の 寝具 の
上 で しばらく 寝ていた よう だ
目 を 開けた 瞬間
僕 の 顔 を 覗き込む 水無瀬 を 見て
息 を 呑んだ 、何せ 蹴られた から だ
水無瀬「 そんな 震えなくても 」
お前 の せいだ 、と 言いかけて
言葉 を 飲み込んだ
「 なんでも 、ない 」
震える声 で 言った 後 、身体 を 起こす
寝具 から 降りる と 、
研究員 が 大きな 鏡 を 待って来た
水無瀬「 ほら 、見てごらん 」
にこにこ しながら 水無瀬 は 言った
だが 、鏡 に 映る 僕 は 人間 では なかった
前 まで 黒髪 だった と 言う のに 、
黒髪 の 気配 も 消え失せた
見知らぬ 紫色 の 髪
羊 の ような ぐるり と した 黒い ツノ
不気味 な 黒い 悪魔 の 翼
うねる 紫色 に 染まった 猫 の 尻尾
悪魔 らしき 尖った 耳 に
ピン と 立った 猫耳 、元 の 人間らしさ を
微塵 も感じられなくなった
鏡 から 得られる 情報
言葉 通り 、生まれ変わった
僕 に 残った のは 黄色い 瞳 だけ だった
「 こんな 、の … 僕 じゃ … 、」
しどろもどろ で 上手く 喋れない
水無瀬「 いいや 、間違いなく 君 だ 」
嫌だ 、嫌だ
僕 じゃない 、違う
僕 は ソレ を 僕 で ない と 思い込む
けれど 、水無瀬 が 僕 の 感情 なんて
知る ワケ も なく …
水無瀬「 君 の 名前 は 今日 から
‘’ 被験体 699 - メルト ‘’ だ 、分かった ? 」
メルト「 僕 、そんな 名前 じゃ … っ 」
メルト「 僕 の 名前 は 、! … 」
喉 が つっかえた かの ように 声 が 出ない
僕 の 名前 は メルト じゃない
僕 、僕 の 名前 …
頭 が 回らなくなり 呼吸 が 乱れる
これは 悪い 夢 なのか と すら 思えた
水無瀬「 思い出せない だろう ?
だって 記憶 を 消した からね 、」
水無瀬「 君 は メルト 、分かった ね ? 」
メルト「 、ッ … や 、やだ 、」
自分 が 自分 で ない 感覚
気持ち悪さ が 込み上げてくる
水無瀬「 はぁ … お前 さ 、
自分 の 立場 分かってる ?」
低い 声 で 水無瀬 は こちら を 睨みつけた
先程 まで の 笑顔 とは 裏腹 に 、
こちら への 苛立ち を 孕んだ 瞳
僕 は 恐怖 に 飲まれる
水無瀬「 僕 は 研究員 、お前 は 被験体
探せば お前 の 代わり なんて いくら でも
その辺 に 居る ん だわ … 」
水無瀬 は 冷たく 鼻 で 笑う と 、
続けて 言った
水無瀬「 お前 には また 眠って
貰わないと 困る 、また 後で な 」
そう 言う と 、また 腹 を 蹴られた
メルト「 〜 “ ッ 、! 」
水無瀬「 さっさと 寝ろ 」
何発 か 腹 に 蹴り を 入れられる
刺す ような 痛み で 動けない
メルト「 ぁ” 、ッ … う” 、」
うつ伏せ で うずくまる と 、
水無瀬 は 背中 を 思い切り 踏んづけて来た
水無瀬「 踏まれたい の かい ? 」
メルト「 違 ッ 、違う 、ッ 」
水無瀬「 はっきり 喋れ よ 」
水無瀬 は 背中 から 足 を 下ろす と 、
脇腹 を 蹴ってきた
メルト「 ッ” 〜 … 、!! 」
蹴られて 壁 に 思い切り
頭 を ぶつける と 、僕 は 意識 を 失った
人物 紹介 カルテ
名前 被験体 699 - メルト
種族 猫 × 悪魔
性別 男
年齢 12歳
身長 143cm
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コメント
3件
なんか、キメラみたいでかわちい🫠💕メルトくん可哀想だけど、もうちょいしてくれ水無瀬さん😙
後半は作者の性癖です 暴力は全てを解決する 次はメルト君に何させようかな!水無瀬君よろしくね!