それは暴力や虐待などにより殺害、殺生関係の罪を犯して死んだ亡者が行く地獄の総称。人に対してだけではなく、ペットなども含まれる。そんな、等活地獄に今、神がやって来ている。
シロ「裏の畑でポチがなく〜♪」
ルリオ「おまえ、ホントにそれ好きだよな。」
シロ「そりゃそうでしょ!だってポチ先輩だよ!?あの話、結構好きなんだよn((
すると、シロ達に向かって地響きを立てながら近づいてくる何かが居た。
柿助「なに!?なに!?なに!?めちゃ揺れてるんだけど!?」
ルリオ「何なんだあれは!?」
それは、巨大な白い体毛の犬神だった。
シロ「いいいやあああっ!?食われちゃう!頭からガッツリ行かれちゃう!!」
巨大な犬神は、シロへ鼻を近づけた。
シロ「ううぅ…」
柿助「し、シロ…」
「ぅ゙ぅ゙ぅ゙……わぁは‥カミなり‥」
シロ「しゃべったああぁぁぁ!?」
ルリオ「え?神なのか」
柿助「そ、それじゃあ‥鬼灯様に伝えなきゃ…」
「ほお…ズキ…」
すると、犬神はシロを咥えると勢い良く閻魔殿へ走り出した。
ルリオ「シロォォっ!!」
そのまま、犬神は勢いを収めず閻魔殿の扉をぶち破って裁判所までやって来た。
閻魔様「なに?!なに?!なに?!」
鬼灯「アレは…」
犬神は、ぐったりとしたシロを咥えたまま閻魔をジッと見ていた。
「ガルルル…」
鬼灯「ああ、貴方は、犬神の大口真神さんですね。」
閻魔様「え!?鬼灯くん知ってるの!?」
鬼灯「お会いするのは初めてなので、ただ本で読んだだけですが。」
鬼灯は、犬神に近づきそっとシロを取り上げた。
鬼灯「どうされたんですか?貴方は、現世の山に居るはずでは?」
「‥ニン‥げん…山、あらす…山ナイ…‥スメナイ」
鬼灯「はぁ…やれやれ‥最近多いですね…」
鬼灯は、シロを閻魔へ預けると巻物を広げた。
鬼灯「では、転職願いと言う事ですね。貴方なら、等活地獄へ行けるでしょう。ここにサインを…」
そう言って、鬼灯は広げていた巻物を犬神へ向けた。
「…」
すると、犬神はボフンッと煙を上げその巨体を人間へと変えた。
「う…」
鬼灯「!?」
閻魔「!?」
シロ「すっげぇ!人間になった!」
「さ‥いん…」
犬神は、巻物へ手を伸ばした。だが、鬼灯が勢いよく巻物を引っ込め犬神へ勢いよく言った。
鬼灯「貴方!!私の専属秘書になりませんか!?」
「!?」
閻魔「え、ちょ…鬼灯くん!?」
鬼灯「給料倍出します!!部屋も貸します!!冷暖房付けて家賃はたd((
閻魔「鬼灯くん!!それ以上付け足さないで!!」
閻魔「!?」
鬼灯「こんな良い人材を取り逃がしてどうするんですか!?そんな事をしたら地獄の大損ですよ!!」
閻魔「そこまで言う?!」
「で‥も‥」
鬼灯「!」
「トウ…か‥っ‥いきタイ…」
鬼灯「分かりました。では、等活地獄の職員兼、私の専属秘書で…」
シロ「専属秘書は絶対なんだ…」
閻魔「ほ、鬼灯くん…せめて、家賃ゼロは止めてほしいな…」
シロ「給料は倍で良いんだね…」
鬼灯「それでは、よろしくお願いします。大口真神さん。」
「う…」
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。初めての書籍系の物語を書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか?誤字脱字などがありましたら申しわけございません。
さて、それでは本題に入りたいと思います。私がここへ出てきたのは、1つのご報告がありやって参りました。なんと、有り難いことにフォロワーさんが70人に達しました。誠にありがとうございます。もう少しで80人にも達しそうですので、私自身もとても嬉しく思っています。何卒、この先も暖かく見守っていただけると幸いです。では、また次回。
コメント
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ありがとうございます!!
続き楽しみにしています!