この作品はirxsさんの二次創作です。
ご本人様とは一切関係の無い、妄想で虚言です。
irxs、白水、BLが地雷の方、単語の意味 がわからない方は閲覧をご控え下さい。
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「あ、僕のが先来ちゃった」
「んー、先食べといてええよ」
遠慮なく、と小さい口でいっぱいに頬張って、聞きなれた鈴の音みたいな声が耳を突き抜ける。
ころころと変わる表情はやっぱり見ていて飽きない。可愛い
街の中にあるおしゃれなカフェ
白を基調とした店内に、甘酸い蜂蜜みたいな匂いが充満する。
作業が立て込んで思うように身動きが取れなかった日々が続いていたけれど、今日はたまたま僕といむくんの休みが被った
珍しくいむくんから軽いお出かけのお誘いが来て、二つ返事で行くことにしたのは言うまでもない
「しょーさんもいる?」
「あー、じゃあちょっと貰おうかな…」
新しいフォークを出そうと手を伸ばすと、ぐいっと少々乱暴に突き出されたフォークには生クリームたっぷりのパンケーキが刺さっている。
…なにそれ。関節キスじゃん
「ぁー…、やっぱり、遠慮しと、っむぐ、?!」
それは、と思って断る言葉を発した直後、口にパンケーキが突っ込まれる。
突然のこと過ぎて思わず咀嚼すると香る蜂蜜と生クリームの甘さが突き抜ける。飲み込んでしまった僕の顔を覗き込む満足気ないむくん
「っほ、げ、ほ…ッ、な、何すんねん…w」
「っんへ、変な顔ー!美味しいでしょ? 」
こっちは気が気じゃねぇけどな。
…なんて喉奥まで出かかった言葉を寸前で止めた
バクバクとなる心臓をよそに、何にも無かったかのようにいむくんはパンケーキを頬張り続ける。
意識されてなさすぎやろ…
「ん、…どーしたのしょーさん、」
まじまじと整った顔を見ていると、なんか付いてる?なんて呑気に首を小さく傾げる
少しやり返してやろうかな、なんて意地の悪い考えが脳裏に過ぎって
「…クリーム、付いてんで」
「え、っどこどこ!?」
顔をぺたぺたと触って取れた?な んて確認するいむくんに取れてない、なんて言ってやると慌ててスマホのインカメを起動させる
本当は最初っから付いてないんやけど
「んもー、いむくんはほんとあほやな」
「な、っ、…!しょーちゃ、」
わーわーと今にでも騒ぎだしそうな水色の口の端にそっと舌を這わせた
固まったいむくんをよそにコーヒーを啜る。
…ちらりとマグカップ越しに様子を伺うと、数秒間ぴたりと石化したあと、途端に真っ赤な顔をしてわなわなと小さく震えてる。
ちなみに苦くって飲めないはずのコーヒーの味は分からなかった
「な、なぁ…っ!?しょ、さ…っ」
いつもみたいに叫び出すかとも思ったけど、どうやらキャパオーバーだったらしく真っ赤な顔を小さな手で覆う。
「可愛い、」
イチゴみたいに真っ赤な顔。今度は小さな後頭部を抑えて、お砂糖の味のする唇に、深く甘く口付けた。
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