〈視点:剣持〉
コンコンコン
「………」
シーン
ドンドンドンッ!!
あ~も~ッ!
朝からうっさいなぁ
誰だよ…
ガチャ
「何だよ誰だよ !!」
……___
「ガク君…、?」
「とやさ~ん!!笑 って…どうした!?」
???
は、いやいやいや!!どうしたもなにも、ガクくんはもう…
「あ、れっ、なんで、っ…?」
この僕の目から雫が…???
「とやさん本当にどうしたんすか!?頭でもうっちゃいました?」
なんか溢れそう……
「う、っうわああん、!!!泣」
「え、とやさん!?!?ちょ、一旦家はいりましょ!?ね、!?」
「う“ん“」
(剣持、意味も分からず泣く。)
⸺「落ち着きました?」
「うん、ズビッ」
「で、何で泣いてたんですか?」
「…」
「刀也さん?」
「笑わない?」
「当たり前じゃん!?」
「…俺の記憶の中ではガク君はもう…」(説明)
「ぁー…何て反応していいのか分かんないすけど今は俺いるっすよ!!てか、その記憶の俺、許せないっす!!!」
「え、なんで???」
「なんでって、とやさんをひとりにして置いてくなんてサイテーすぎでしょ!!?」
「……」
「あれ、このセリフ、クサすぎましたかね…」
「あははははっ!ズビッ僕はガク君らしくて好きだよ!!笑」
「!」
「ガク君?」
「あ、えっと…はい//」
「?」
〈視点:伏見〉
⸺【 何で、剣持刀也が居るんだ 】
言い掛けた言葉を止め、
話を聞いた。
どうやら”向こう”では
俺が居ないらしい。
「会いたいな」
毎日吐いてたその言葉に意味はなく、簡単に会えてしまうなんて
もしもという気持ちと面白半分で家に行っただけなのに。
「とやさんは、気付いてないんだろうなぁ…笑」
「っ、ハクシュ!、…」
「なに剣持、珍しいな。風邪?」
「そんなはずはないと思うんですけど」
「いいけど俺には移すなよ」
「俺もヤダー!!剣持菌が移っちゃう~~!!」
「なんだよお前らそんな事言うならあっち行ってろ!!!」
〈視点:剣持〉
ガチャ
「ただいま~」
………
「ま、返事が返ってくるわけ無いか。」
「刀也さぁぁ〜ん!!おかえりなさいッス!」
「は????」
「どうしたすか??」
「え、鍵、ガク君、なん…っ、????」
「鍵ないのにどうして入ったって?そりゃ合鍵あるからっすよ!当たり前じゃないですか!!」
「……(ゾワッ)(引」
「なんで引くんすか!?」
「あ、そういえば」
「ん?」
「ガク君側の記憶では僕が死んだーとかそんなのも無かったの?」
「………、はいッス!!刀也さんも俺も生きてましたよ!!」
「そうなんだ…うちにしばらく来なかったのはなんで?」
「色々忙しくて!」
「そっか、まぁそんなこともありますよね。…ん?」
「とやさん?」
「合鍵持ってるんだよね?」
「はい」
「どこで手に入れたの?」
………………
「とやさんの虹色の糸から作られましたよ〜!」
「……つまり運えi」
「わー!!!そんなメタいこと言わないで欲しいッス!!!」
「ガク君のその言葉が一番メタいよ!!!」
続
コメント
1件
初コメ失礼します!!! 好きすぎます!!!!付き合i((殴 続き待ってます!!!