「…疲れた…、」
「…何とかなりましたね」
「…そうだな、」
「それで、もう僕らの地下シェルターには戻れないんじゃ…」
「…いいえ。 こんな時もあろうかと、地下シェルターにすぐに行けるボタンを作ってありますよ。」
「さっすが兄さん!」
「…すまない先生達の洗脳を解きたい…ですか…」
「あの師匠も捕まったのに…今更…!」
「…弟、僕らはミスター銀さん様に危害を加えてはなりません。」
「…いや、楓君の言う通りだ。 麗麗も無理だったのに、それ以下の俺が出来る訳な「…何故僕達も入ってないのでしょうか? 僕らだって協力者ですよ。」
「それは…言い始めたのは、俺だから…」
とミスター銀さんは言ったが、天野 和は不満そうな顔をして、 ( 理由になりません… ) と思った。
「…ぁ、れ、、、?」
麗麗は少し苦しい顔をしていた。
「何で、こんな事をやっているんだっけ…?」
麗麗は一生懸命に、何かを思い出そうとしていた。
「…あれ、は………や、み…? …そうだ、思い出した。」
麗麗は何か大切な事を思い出し、そのまま部屋を脱出して3人の元へと向かって行った。
次の日。
「…んん、、もう朝か、」
ミスター銀さんは早起きをし、リビングへと向かった。 そして銀さんは衝撃的な現場を目撃した。
「あ、おはよ。」
「…ふぁ?」
「へ?」
「…なるほどな。 つまり、急に頭が痛くなって何か記憶が流れてきて、幻覚みたいなのを見て、洗脳をされた事を思い出したから解けたんだな!」
「うん。 そう言う感じ 」
「じゃあ、あの2人を呼んで「いや、その必要は無い。」
「へ?」
バァンッッッ!!!!!!
と、ドアが思いっきり開く。
「…おいぃぃぃぃい!!! 何壊してんだよ!!」
「…あ、僕の弟が申し訳御座いません…!」
「…天野 楓君?? ^^ 」
「… スミマセンデシタ …」
「…すまない先生を止めたい…か」
「…いや、俺の我儘なんだけど…」
「我儘やら何やらどうでも良いけど…どうして止めたいの?」
「それは…、ただ単に止めたい…から?」
「…なるほどね。」
「 ( …ダメ、か…? ) 」
「良いよ。 その条件乗った。」
「…え?」
「僕もあの時は考え込みすぎて、隙だらけだった。」
「あの麗麗が…?」
「強者にだって、隙はある。 でもそれはすまない先生にとってはチャンスだったから都合が良かっただけさ。」
「…」
「それに、、僕が2度目に隙を見せると思う?」
「…いや、正直思わねぇ。」
「でしょ? だから僕も協力してあげる。」
「…あーぁ、洗脳が解けちゃった…」
「…すまない先生、私はどうすれば…?」
「…次の計画を皆に伝えて来て。 それからあの子に銃の準備をしてくれ。」
「分かりました。」
すまない先生と、少し人前に出るのが苦手そうな子が、そんな会話をしていた。
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