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フライギ、学パロォォォォォ!
学校が終わり、玄関に立ち空を見上げる。
「はぁ。また雨ですか。さすが日本と言ったところですね。」
この学校に通うイギリスは雨が苦手だ。
雨特有の匂い。じめじめした空気。体育が無くなることだけは喜べたが。
でも一番の理由は今好きな人と帰れなくなってしまったこと。
いや、好きな人とはまた違う。どちらかというと…気になっている人、と言った方がいいかもしれない。
「はぁ…今は何してるんだろ。」
普段は、「おはようございます。」と元気そうに挨拶をするイギリスでも、雨の日だけは元気が無くなる。そんな時に話しかけてくれるフランス。
「会いたいなぁ…」
『呼んだ?』
「うわっ!?」
『そんなに驚く?』
『迎えに来たよ〜?ほら、そんなため息ついてないで。帰るよ!』
「うぇっ、あっ、はい。」
困惑しすぎて素っ気ない返事が出てしまった。しまった。傘を忘れた。
ここには自分、フランス、あとフランスの彼女。彼女は傘を持っていないフリをしている。
『ねぇ〜、傘入れてよ!忘れちゃった!』
『えぇ〜?しょうがないなぁ〜〜。』
少しにやけながら傘を差し出す。
{そうですよね。なんたってあっちは彼女なんですから。彼女を優先するに決まってますよね…}
これが俗に言う嫉妬か。
目の前で現実を突きつけられる。
ズキズキした胸が苦しい。このまま雨に濡れて涙を誤魔化したい。
ふわっ…空と自分を隔てる壁。同時に香る柔軟剤の匂い。
『嘘ばっかり。やっぱりそんなだったんだ。』
「えっ…?」
『君傘もってるよね?
そうやってず〜っと嘘ついて生きるつもり?』
『私はほんとに持ってないよ?』
『じゃあカバンの中身見せてよ。』
中身を強引なほど奪って見た。
中には筆箱と傘。
『ほら、やっぱり。もう先に帰りなよ。』
彼女は少し顔を紅潮させて帰っていった。
濡れているのは自分じゃなく、彼女だった。ここから恋が確信に変わったのだろう。
「と、言った感じですね。笑」
『いつの話なのそれ笑』
どうやら話はここで終わりらしい。
「親父にそんなエピソードがあったんか。ふーんって感じ。」
「ちょっと兄さん。そんなあっけなく!?」
『懐かしい〜!あの時の女殴りに行ったよあの後。 』
「ほんとに殴ったりしてないですよね?」
『あったりまえじゃーん!約束は絶対破らないから僕。』
「約束ってなんだ?殴らない、結婚するまでS●Xしない、相手は泣かせない?」
『怖すぎでしょ。何2個目のやつ。僕ってそんなに性欲あるように見える!?』
「ヤってるときすごい…デス…」
「「うわぁ。」」
兄弟の引く声が残った。
はい!以上です!ちょっと昔話っぽくしてみました。笑
ちなみに。ここは欲望を書く場所なのでリクは受け付けません。もうちょいあとで知った人は…待ってそもそもリクしてくれる人自体がいないわ。
フライギには大人な恋愛。
アメイギには淫乱な恋愛。
異論は認める。👋✨