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「入れよ」
拓人が華奢な腕を引っ張り、女を玄関の中へ引き入れる。
優子が纏っている、ワインレッドの浴衣の襟元から覗く、柔らかな稜線を描く胸の膨らみに、オスとしての渇望が蠢き出す。
彼は、背中と膝の裏を支えて掬い上げると、畳敷きの部屋へ入っていき、ガラス製の引き戸の前に女を横たわせた。
その向こう側には、檜の露天風呂がある。
い草の香りが微かに漂う中、拓人は、両手を突いて優子を取り囲むと、鋭い眼差しで見下ろした。
「俺、あんたの事、今はセフレとも思っていないかもしれない、と言ったよな?」
「…………」
吊り上がり気味のクールな瞳で射抜くと、女は狼狽しているのか、無言で、おずおずと見上げられる。
潤んだ優子の瞳は、蕩けそうな表情を浮かべ、唇を小刻みに震わせていた。
「俺が、あんたに対して何を想うか……。言うまでもなく、分かるはずだろ?」
「…………言って……くれな……きゃ…………分からな……い」
優子が、消え入りそうな、か細い声を上げた。
女っていう生き物は、男に対して、愛の言葉を求めたがる。
優子も、そんな女たちのうちの一人なのだろう。
しかし、拓人は、言葉で愛を伝えるのが一番嫌いで、過去の恋愛でも避けてきた事。
言葉にすると、本物の気持ちが、何となくではあるが、嘘に色褪せてしまう。
だからこそ、ホストや男娼といった仕事を、ずっと続けられたのかもしれないが。
「だったら…………分からせてやるよ……」
拓人は、女の襟元を掴むと、引き裂くように大きく開いた。
「おっ……あんた、ノーブラじゃん」
口角の片側を吊り上げながら不敵に笑う彼が、ショーツに手を掛けると、一気に剥ぎ取った。
帯を締めたまま、はだけた浴衣から覗く、優子のスラリと伸びた脚と薄い茂み、右側の丸い柔肉。
膨らみの頂に、熟れた果肉が固くなって色付き、細い腰に帯が若干食い込んでいる。
拓人は女の両膝を曲げながら開脚させ、恥裂に顔を寄せた。
「…………っ……んうっ……」
ピチュピチュと濡れた音が漂い、妙にいやらしく感じてしまうのは、気のせいなのか。
彼は、自分の欲望を満たす、というのもあるが、どちらかというと、今は女を悦ばせたい気持ちが大きい。
丹念に口淫を施し、プックリとした艶玉を唇で挟み込み、舌先で舐め転がした。