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それを見ておばちゃんのむかえに
座っている陽子とキラリはお互い顔を見合わせて
「プププ 」と笑います
箸が転がってもおかしい年齢とよく言いますが
まさに今のキラリは陽子の家で起こっている
すべてのことが楽しくて
すべてが興味の対象でした
今日のおばちゃんの服装は
豹の顔のどアップのおしりまで隠れるTシャツに
豹の両目にはエメラルドの
ラインストーンが縫い付けられていました
そして下は定番の黒のスパッツ
いったいどこでこんな服を買ってくるのかなと
毎回キラリは不思議でなりませんでした
「キラリ!アイスクリーム食べる? 」
陽子のお姉ちゃんが
これまたどでかい両開きの冷蔵庫を開けて
キラリに言いました
「うん ちょうだい 」
「お姉ちゃんあたしも 」
3人はアイスクリームを食べながら
おばちゃんの真向いに座りました
その様子をおばちゃんは楽しそうに
見ています
特に今日のおばちゃんはとても機嫌がよさそうでした
おばちゃんはコップにビールを注ぎ
キラリ達に言いました
「良い 機会だからお前達に
お金の話をしましょか
お前達が一生お金に困らへんようにね 」