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「川俣さん。いつものところに鍋状態で準備してあります。食器含めてセットで持ってきて」
「了解。栗原と竹川、ついてこい」
「はい」
3人は掃き出し窓から部屋の中に入っていく。
栗原さんは完全に復活したようだ。
動きが元に戻っている。
一方で先生は、ガスバーナーを2台用意した。
折りたたんであるのを展開して、下のネジで固定して、ガスをセットして。
3人が鍋2つとカレールー、お玉や食器セット等を持ってくる。
食器は色々なタイプがあるが、総じて鍋としても使える物のようだ。
蓋付きのアルミ製、容量的には1リットル位のものが色々。
それぞれのコンロに鍋を載せたところで、
先生がガスのバルブを開き、黒いボタンをカチカチカチカチ勝ち押しまくる。
ボウッと音がして火がついた。
「そっちも同じように火を付けて下さい」
なので僕がやってみる。
バルブをひねってガスを出して、黒いボタンをカチカチカチカチ押しまくる。
何回目かで火がついた。
一瞬ぼうっと火が広がり、そしてあとは普通に燃えている。
「御飯は研いで水を入れて、カレーは野菜を切って水を入れた状態です。ここからはお任せしますので、お願いしますね」
という訳で、テーブルで鍋を囲んで、具合を見ながらおしゃべりタイム。
「何故、先生のところにこんなに色々装備があるんですか」
「登山とかをやっていると、どうしてもいい装備が欲しくなったりするんです。他にも新製品が出たら、つい買ってしまったり。
あとは大学の登山部の同級生や後輩で、就職を機に登山をやめるとか、新しい装備を買って古いのがいらなくなったとか。そういう、いらなくなった装備を貰ったり、預かったりしているんです。うちは広くて、置く場所がありますから。
そうしたら、いつの間にか色々集まってしまいました。でも便利なんで、こうやって使っているんです」
なるほどな。
「今日は定番のカレーですけれど、本当は山菜とか、釣った魚とかを食べるのも面白いですよ。日のあるうちは採取に専念して、夜は捕ったモノを中心に料理するんです。実は山菜や貝を採ったのがあるので、明日の朝出しますね」
「釣りは結構楽しいぞ。多分、思った以上に釣れるから」
「運が悪い時もありますけれどね。でも二浦半島は釣り場も多いし、結構色々な山菜が生えていたりするんですよ」
何か、どんどん魅力的な話も出てくる。