マネージャーには秘密で

事務所にすべてを打ち明けたものの、決断は簡単ではなかった。

マネージャーは険しい顔で俺たちを見つめ、重い沈黙が流れる。

「お前たちの気持ちは分かった。しかし、これはグループ全体に関わる問題だ」

「……それでも、俺たちはこの関係を大切にしたいんです」

照の声には強い決意が宿っていた。

隣で静かに頷く。

「もしお前たちの関係が表に出れば、Snow Manの活動に大きな影響が出るかもしれない。それを覚悟の上で言っているんだな？」

「はい」

マネージャーは深いため息をつくと、しばらく考え込んだ。

「……すぐに答えは出せない。上と相談する」

その言葉に息をのんだ。

果たして、事務所は俺たちの関係を許してくれるのか──。

数日後、マネージャーから呼び出しの連絡が入った。

事務所の決断が、ついに下される──。