テラーノベル
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ガブリアス「半狂乱になりながら俺は森の診察所にガルーラを連れて行った。」
「生きていると知った時俺は心の底から安堵した。」
「ほんでもって当分の間ガルーラがいないってことで年上の俺が子ガルーラの分まで飯炊きをすることになったんだが」
「料理なんてこれっぽっちもやったことがないんでまぁひどい出来栄えで…」
「おまけに手なんてものは無いから洗濯をしたらタオルに穴が空くし」
「掃除をしたら手が無いことに気がついて地に伏すしかなくなるしでもう散々だった。」
「当然子ガルーラからは批判の嵐よ…」
「そんでもってあの日、俺はまた料理でヘマこいちまった。」
「それで子ガルーラも限界がきたようで俺に内容は覚えてないが罵声を浴びせながらダメージにもならないような打撃を次々とお見舞いしてきやがった。」
「俺は心の中で憤慨した。」
「俺だって頑張ってるんだぞ、ちょっとはこっちの必死さを汲み取ってほしいと心の中で俺はつぶやいた。」
「そんなこと心の内に思う資格だってないのに、だ。」
「そんで、俺は子ガルーラを押し除けようと軽く、腕を鳥の羽みたいに振るった。」
「気がついたら子ガルーラは戸棚にめりこんで気絶していた。」
「案の定俺は診療所にダッシュで向かう羽目になった。」
「子ガルーラの意識はまだ戻っていないそうだ。」
「意図せずだが俺は親子をギタギタにノした大悪党として森中に悪名を轟かせた。」
「そしてお察しの通り俺は森にいられなくなり今は生まれた洞窟で岩を食べて過ごしているというわけだ…」
「俺は最悪のポケモンだ。」
「強い力をまるで制御できていない…し」
「それで他人と関わろうなんておこがましいことだったんだ。」
「これからも俺は一人で生きていくことになるだろう…」
その時謎の揺れが起こる。
メレシー達は散り散りになってどこかへ消え
ディグダたちは地面に身を潜める。
ガブリアス「オイオイオイなんだ…?」
???「ちょっとちょっとちょっとそこをどいてェェーーーッ!!」
ガブリアス「どわぁァ!?」
ガブリアスが驚いたのには2つの理由がある。
1つは謎のピンク色の物体がこちらに突撃してきたからで、
2つ目は眼を真っ赤に染めた、明らかに怒りの感情をむき出しにしてこちらに迫ってくるヤミラミの大群を見たからである。
ガブリアス「なんであんなに怒ったヤミラミどもが追いかけてきてんだよォ!」
???「いやァ、キレイな宝石を採取しようと洞窟の奥に入りこんだ時にちょっと乱暴しちゃって…」
ガブリアス「は?なにをしたんだよ。」
???「途中で掘るのがめんどくさくなっちゃって…」
「”ゆびをふる”したら”じしん”を引き当てちゃってそれで地中に潜んでたヤミラミたちにヒットしちゃった♨︎」
ガブリアス「何やってんだお前ェ!!」
「ああもうしょうがねぇなぁ!!」
「”すなあらし”!!」
その刹那、ガブリアスたちを中心に不自然に砂の渦が巻き起こる!
ヤミラミ「? ? ?」
ヤミラミたちは討ち取るべき目標を失った…
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