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※最初は夢の中です
ん?
あ……もうこんな時間。ご飯用意しなきゃ。
お風呂も………
旦那『ただいま!』
「お、おかえりなさい!」
旦那『夕飯なに?』
「今日は肉じゃが!もうすぐできるけど、お風呂入るならお風呂湧いてるよ?」
旦那『は?肉じゃが?そんなん食えるか。おかずにならない。まともなやつ作れよバカが。』
「………ご、ごめんなさ………」
旦那『そんなことも分からなないわけ?まじ使えね。二度と作るな!約立たず……』
(( 殴
「や、やめ………」
(( 殴
「いや!!」
約立たず………か。
そっか…………
『……?』
『………り??』
なんか呼ばれてる。
この役たたずをよぶ?
んな人いないよね……
私なんて。もう………
『ゆり!!』
この声…………
あれ?………………
『ゆり!?おい!ゆり!』
「…………( Ꙭ) ✰」
あれ?ここ………
あ、なんだ、さっきのは夢…………
そっか、夢…………か。
でも、なんか左腕痛い………
『ゆり?』
「えっ?」
なんでここに深澤さん?
てかなんで私ここに?
『良かった………いきなりうなされたから……』
「えっ?」
うなされた?あ、夢………
『変な夢でもみた?』
「ん………夢ってゆか、なんてゆか……」
なんか分かんないけど、
どうしよう………
『大丈夫。大丈夫。ゆっくりゆっくり深呼吸しよ?』
言われた通りに深呼吸を数回…………
「…………あ…」
『ん?』
「やばっ!保育園!?」
『え?もう帰ってきてるよ(笑)』
「え?」
あ、そういや………
「いま、何時……?」
スマホ……あれ?電源………あ。そだ切ったんだった…
『いま、20時半すぎたとこ。』
「そっか………」
久々に見たな。でも、旦那らしき人の顔よく分かんなかった……
『大丈夫?』
「あ………うん。」
てかなんか、やっぱ苦しい……
『ゆり?』
「……ッ!ハァ…………ハァ………」
飛鳥『大丈夫??』
深『いや………過呼吸おこしてるっ!』
苦しい……息が出来ない
怖い………
飛鳥『蓮!ひーくんよんで!!薬!急いで!』
目『え?……わ、わかった!』
もうやだ。
やだ。
なんでこんな………
やだやだ。
居なくなればいいんだ。
こんな……
深『やめな。自分をこれ以上傷つけないで?』
飛鳥『タオル巻いとこ。』
岩『……えっ?』
飛鳥『わかんないけど過呼吸起こしながら自分の腕を殴り出して……ッ……』
岩『あらー。』
みんながなんか言ってるのは聞こえるけど、
何言ってんのか、意味がわからない。
岩『……ゆりさん?わかるー?』
わかるよ。ひー君でしょ……
「…………ハァ…ハァ………」
岩『俺に合わせて、呼吸して?できそ?』
なんで?なんで?
違うじゃん………
あたしが落ち着くの………
落ち着くの…………
「………ッ………ふ…………ハァハァ………っかッ……ハァ……」
く、苦しい………
体が動かない………っ。スグそこなのに…………泣。
深澤side
俺は結局何も出来なくて。
結局、照呼ばれたし。
やっぱ俺じゃ約立たずなんだな……
そんなふうに感じたけど、
微かに聞こえた。
過呼吸おこしながら、かすかに、ふっかって……
気の所為?俺どうしたら……
落ち着かせるには……………
あ。
わかんないけど………
多分。
俺は一か八か、やって見ることにした。
違ってて、殴られても、嫌われてもいい。
その覚悟で。
『ゆり……大丈夫。大丈夫だから。ゆっくり呼吸しよ?』
そういって、抱きしめ、背中をトントンしながら、
『ゆっくり、吐いてー?すってー?』
と繰り返し声をかけた。
すると、少しづつ落ち着いてきたかと思ったら、
服を掴まれた………
岩『…………大丈夫そうだね。ここに頓服置いとくから、もうちょっと落ち着いたら、飲ませて?』
深『あ、うん。わかった。』
岩『じゃ、俺たち下いくね!飛鳥さん、ふっかにまかせて、下に行こ。大丈夫だから。』
飛鳥『え?あ………うん』
飛鳥さんは不安そうだったけど、照に言われ下に降りてった。
気づいたら、俺にしがみついて、すすり泣くゆりが。
『落ち着いた?』
「………グスッ……。(ó﹏ò。)ウゥゥ」
よしよしと、頭を撫でると、抱きついてきた……
『どしたの?わら』
「………グスッ…」
問いかけにはまだ答えれる状況じゃないみたいだ……
抱きしめ、背中をトントンすると、スースーと寝息が聞こえた。
泣き疲れたのかな………
でも、なんか、涙で顔はぐしゃぐしゃだけど(俺の服も)、安心したように寝てるし、背中のとこ、しっかりおれの服握られてる…
そっと布団に横にし、背中の手をそっとはずす。
でもさっきもうなされてたなと、思い出す。
自分も隣に横になり、しばらく様子を見ることにした。