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昼頃——
スマホが同時に震える。
💛『佐久間、今日空いてる?』
💚『今日ひまー?』
🩷「……ナイスタイミング」
少し考えてから、同時に返信を送る。
🩷『ちょっと来てほしいんだけど、俺んち来れる?』
──────────────
しばらくして。
佐久間の家の前——
💛「……あれ?」
💚「あ」
💛「阿部も呼ばれたのか?」
💚「そうそう。なんだろね?」
顔を見合わせる。
💛💚「……まあ、いっか」
同時にチャイムを押す。
ピンポーン——
ガチャ。
🩷「あ、来た来た!入って!」
いつも通りのテンション。
💛💚「おじゃましま——」
その瞬間。
💛💚「……え???」
思考が、止まる。
🩷「あがってあがって!」
笑顔で手招きする佐久間。
——その頭には、ぴょこんと猫耳。
そして、後ろには。
ゆらゆら揺れる、しっぽ。
💛「……その頭のやつ、なに?」
💚「え、てか…それ…尻尾……?」
🩷「そう!!」
必死に指差す。
🩷「そのことで相談したくて!!」
──────────────
💚「朝起きたら、こうなってた!?」
💛「……まじかよ」
信じられない、という顔。
💛「ちょっと失礼」
そう言って、猫耳に手を伸ばす。
ぎゅっ。
🩷「いててててて!!」
🩷「ちょ、優しくしてって!!」
💛「……取れない」
岩本は眉をひそめる。
🩷「だから本物だってば!」
💚「じゃあ、こっちも?」
そっと、しっぽに触れる。
ふわり、とした感触。
🩷「んにゃ……♡」
ぴくっ、と耳としっぽが反応する。
💚「その反応やめて!?」
思わず声が裏返る。
🩷「だって、勝手に声出ちゃうんだもん!!」
顔を真っ赤にする佐久間。
その様子に——
💛💚(……かわいい)
思考が、完全に一致する。
💛(やばい……理性もたねぇ)
💚(いやいや、これは危険すぎる……)
🩷「どうしたらいいかな?」
🩷「やっぱ病院行ったほうがいい……?」
💚💛「……」
💚「……いや」
💚「こんな経験、二度とないかもよ?」
🩷「え?」
💛「せっかくならさ」
💛「もう少し、この状況楽しんでみれば?」
🩷「ええ!?」
💚「ねえ、もうちょっと触っていい?」
💛「おい、ずるいぞ。俺も」
左右から、距離を詰める。
岩本は耳に手を伸ばし、
阿部はしっぽを撫でる。
🩷「んっ……なんか変な感じ……」
ぴこ、ぴこ、と耳が動く。
しっぽも落ち着きなく揺れる。
💚(だめだこれ、ほんとにまずい……)
💚「…今日はさ」
💚「心配だし……俺、泊まろうか?」
💛「は?」
即座に反応する。
💛「何言ってんだよ、俺が付き添う」
バチバチに睨み合う二人。
🩷「もう!!」
2人の間に割って入る。
🩷「3人で泊まればいいじゃん!!」
💛💚「……」
数秒の沈黙。
💛💚(それはそれでまずい)
🩷「決定ね!」
満面の笑み。
こうして——
少し危険な、お泊まりが決まった。
つづく。
コメント
5件
猫耳🩷は想像しただけで可愛いし取り合う💛💚も可愛いし。何だこの空間は。💕だが??