テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
comi
8,960
#現代ファンタジー
裏五条
19,959
花教読んで
55
コメント
1件
第22話、めっちゃ熱かったです🔥 ケイトと閻魔の連携、完璧だったのに「未来改変」でかわされる展開、鳥肌立ちました…。 クロノの能力ルール、ちゃんと制限があるのが逆にリアルで怖い。でも「逃げるのが最も得意」って、なんか彼の生き様みたいでグッときました。 ケイトの「やれるか…完全に不利だ」って焦り、すごく伝わってきた。次、どう立ち向かうんだろう…! 続きが気になるー!😭
第二十二話「未来改変の真実」
地獄との境界。
轟音が鳴り響く。
閻魔の結界。
ケイトの斬撃。
二人の連携は完璧だった。
「今じゃ!」
閻魔が巨大な結界でクロノを閉じ込める。
「ケイト!」
「決めろ!」
「はい!」
ケイトは全力で飛び込む。
「はぁぁぁぁ!!」
神速の一撃。
誰が見ても当たった。
しかし――
クロノの姿が消えた。
次の瞬間。
後方に立っている。
ケイトは目を見開く。
「……は?」
閻魔も驚く。
「何じゃ……。」
クロノは静かに笑う。
「未来改変。」
「結果だけを書き換えた。」
ケイトは歯を食いしばる。
「攻撃は当たったはずだ!」
クロノは頷く。
「当たった。」
「だが。」
「当たった未来を、当たらなかった未来へ変えた。」
閻魔は杖を握る。
「恐ろしい能力じゃ……。」
クロノは静かに歩き始める。
「勘違いするな。」
「未来改変は万能ではない。」
ケイトは睨む。
「……どういう意味だ。」
クロノは笑った。
「教えてやろう。」
「これが。」
「未来改変のルールだ。」
指を一本立てる。
「一つ。」
「過去は変えられない。」
「起きた出来事は消せない。」
二本目。
「二つ。」
「誰も関わらない未来は変えられない。」
「例えば。」
「自分が転ぶ未来。」
「それは変えられない。」
「だが。」
「誰かに足を引っかけられて転ぶ未来なら。」
「変えられる。」
三本目。
「三つ。」
「実力で決まる未来は変えられない。」
「例えば。」
「古流斬に真正面から負ける未来。」
「それは変えられない。」
「だから私は。」
「罠を使った。」
閻魔は目を細める。
「なるほど……。」
クロノは最後に言う。
「そして。」
「逃げる未来だけは。」
「私が最も得意とする未来だ。」
ケイトは剣を強く握る。
「そんな能力……。」
「やれるか。」
「完全に。」
「こっちが不利だ。」
閻魔は静かに前へ出る。
「じゃが。」
「弱点がある以上。」
「必ず突破口はある。」
クロノは薄く笑う。
「見つけられるなら。」
「見つけてみろ。」
三人は再び構える。
未来を操る男。
地獄を統べる王。
そして、防衛軍総隊長。
世界の命運を懸けた戦いは、さらに激しさを増していく。
⸻
第二十二話 完