次の企画を考えながらパソコンをいじってると、朝と同様、肩が重くなった。
??「ねね、夏帆ちゃん!」
「わっ!!びっくりした!」
肩が重い正体は阿部さんだった。阿部さんは人事部の人で、賢い大学の院卒で、あざとい人だから「あざと番長」と言われている。
阿部「ねぇ~驚きすぎだって笑」
言葉にもあざとさが含まれるのは、天性のものなのか作っているのか分からないが、かわいく感じてしまう。
「なんかあったんですか?」
阿部「あのね、この部署に新しく海外の支社から帰ってくる人がいてさ、これ資料なんだけど、」
「えっ、、」
書類を渡されると驚きの名前が書いてあった。
“海外支社からの異動”渡辺翔太”
阿部「うん?どした?」
「、、、あっはい、何にもないです!」
たぶん同姓同名なんだ、あの人ではないって思っておこう、
阿部「あっ、そう?それでね、、、」
同姓同名の人なんじゃないかって、思っても説明なんてこれっぽちも入ってこなかった。
ほら野球選手とかにも、渡辺翔太っているし、違う人とかいっぱいいると思うしって考えても、なにも話は入ってこなかった。。
阿部「ってとこだから、一週間後までに準備!よろしくね!(名前)ちゃん!」
最後にあざとスマイルを放っていった阿部さん。阿部さんが結局何を言っていたかわかんなかった。
てか私、次の企画考えなきゃ、元カレのこと考えてる場合じゃないそう思いながら仕事を進めた。
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