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「叶太」
「なんですか」
「えっ……」
「ちょ、待ってください付き合ってないですよ俺たち。キ、キス……して…」
「じゃあ付き合って」
「いいんですか…?」
「もちろん」
「よろしくお願いします…」
「…本当に俺の事好きなんですか……?」
「好きだよ。」
「そうですか」
「好き」
「……」
「大好き」
「…照れるからやめてください。」
「でも言うよ」
「床に埋めますよ」
「ごめんなさい」
「明日は学校行かないとね」
「そうですね」
「…叶太のお母さん本当に最低だな」
「そうですよね。最低ですよね。」
「お母さん好き?」
「大嫌いです」
「だよね。オレも嫌い」
「先輩は関係ないですよ。どうしてですか」
「叶太を傷つけたから」
「恥ずかしいです」
「ごめん」
「許します」
先輩は嘘ついてない
俺の事心配してくれて…俺の事好きになってくれて…
先輩って暖かい人だな
「先輩、暖かいですね。」
「オレが?」
「そうですよ。心も体も、とっても。」
「嬉しい事言ってくれるじゃん。」
「そうなんですね」
「そうだよ」
「大好きです。先輩」
「オレも」
「先輩ちゃんと名前で呼んでくれてありがとうございます。」
「あれ、本当だ」
「本当に無自覚ですね」
「…うるせ」
「あ〜眠い…」
「おやすみ~」
「おやすみなさい」
俺も寝ようかな…