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再生の朝に咲く

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再生の朝に咲く

14 - 第2話 ー続ー ー理事長の能力ー

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2026年03月10日

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三人が並んで立っている。


黒崎理事長は静かに言った。


「入学前に一つだけ見せておこう」


陽葵が首をかしげる。


「何をですか?」


「私の能力だ」


蓮の表情が少しだけ変わる。


「……ここで?」


「問題ない」


黒崎はゆっくり手を上げる。


「よく見ていろ」


次の瞬間。


パキッ。


空間に、ひびのようなものが走った。


「……え?」


陽葵が目を見開く。


目の前の空間が――


ガラスみたいに割れた。


その向こうには。


さっきまでなかった景色。


別の場所。


「空間……?」


凛が小さくつぶやく。


黒崎が言う。


「そうだ」


「私は空間を操作する能力を持っている」


指を軽く動かす。


すると。


ドームの端に置かれていた鉄のブロックが――


一瞬で目の前に移動した。


陽葵が叫ぶ。



「ワープ!?」


「近い」


黒崎は続ける。


「空間を繋げる」


「切る」


「歪める」


その瞬間。


黒崎が指を横に振る。


シュッ。


空気が鳴る。


遠くの壁に、まっすぐな切断跡ができていた。


「……今の」


蓮が低く言う。


「空間斬り」


凛も静かに言う。


「見えなかった」


黒崎は淡々と答える。


「見えない」


「空間そのものだからな」


陽葵はぽかんとしている。


「えっと……」


「それって」


「めちゃくちゃ強くないですか?」


黒崎は少し考えてから言う。


「まあ」


「強い部類だろう」


蓮が小さく笑う。


「謙遜がすごい」


凛も言う。


「だからランキング一位」


陽葵が震える。


「私……」


「そんな人に推薦されたの!?」


黒崎は静かに答える。


「そうだ」


そして陽葵をまっすぐ見る。


「君にはそれだけの価値がある」


その言葉に。


陽葵の胸が、少しだけ熱くなる。

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