翌日
「カァーカァー」
鎹鴉(カスガイガラス)だ。
柱になってから初めての任務
鎹鴉「ツキシタヒスイツキシタヒスイ!!ゾウリンバヤシデオニタイリョウハッセイ!!!シナズガワサネミト、ゴウドウセヨ!!」
ん…?今シナズガワサネミって言った?
氷彗「不死川実弥さんと?」
鎹鴉「ソウダ!!」
氷彗「わかった」
あの人苦手。
胡蝶「あら氷彗さん柱初の任務ですか?」
氷彗「しのぶさんおはよう御座います。柱初の任務です」
胡蝶「頑張ってね」
氷彗「がんばります、ありがとうございます」
軽くお辞儀をして刀を持ちさっさと走る
待ち合わせ場所に行くともう不死川さんは待っていた。
氷彗「お待たせしてしまってすみません」
苦手だが一応礼儀は持っておかないといけない。
不死川「遅ェんだよ」
氷彗「…」
不死川「オメェが遅れてる1分1分が人間1人1人を亡くしてくんだよ」
こうして説教している時間も無駄なのでは?
と言いたいところだが抑えておく。
氷彗「本当に申し訳ないです。とりあえず急ぎましょう」
鎹鴉「カァー!カァー!イソゲ!イソゲ!」
不死川「チッ。月下!!走るの遅ェ!!」
氷彗「申し訳ないです!!」
不死川さんは風柱なのか知らないけどすごく走るのが早い。
氷彗「ならもう氷の力を…!」
刀を地面に突き刺すと氷が出てくる。
その氷を滑らせて不死川さんの元へ急ぐ
不死川「テメェ最初からそれ使えや!!」
氷彗「これは緊急の時だけしか使わないって決めてたんです!!」
ここ最近で1番大きい声出したかもしれない。
不死川「…!?月下!!止まれ!!」
氷彗「はい、!」
不死川「この気配…隠れてる」
氷彗「……不死川さん後ろ!!」
不死川「っ!!」
風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ
氷彗「さすが…ボソッ」
氷の呼吸 弐の型 凍解氷釈
凍解氷釈。それは何も問題が、氷が溶けてなくなるかのように解決する、という意味が一般的だが氷の呼吸の世界では「合同戦で仲間に害が出ない技」と認識されている。
不死川「中々やるじゃねえか」
氷彗「貴方こそ」
不死川「それにしても下弦以下の奴らしか居ねぇじゃねえか。クソが。」
氷彗「まだ気を緩めてはダメですよ不死川さん」
不死川「うるせぇ…」
なんやかんやで任務は終わり
不死川「月下」
氷彗「何ですか?」
不死川「なかなかの実力だった」
氷彗「ありがとうございます。でも不死川さん、先日の注合会議で「チッ。女かよ」っておっしゃいましたよね?」
不死川「あーあー悪い悪い。あんときはお前のこと認めてなかったんだよ」
氷彗「ジーッ」
不死川「ああもう悪かったって!!」
不死川さんとはいじれるほど仲良くなった(?
コメント
1件