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#潔総受け
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牛乳🥛
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#腐ルーロック
おおかみ
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――その夜、嵐のような面談が終わり、猟犬たちがそれぞれの任務へ散った後のボス執務室。
カウチに深く腰掛けた潔世一は、ネクタイを緩め、ようやく訪れた静寂の中で高級な赤ワインを口に含んでいた。
5頭の怪物たちを完璧に手懐け、手玉に取る。
その脳に心地よい疲労感が染み渡る中、部屋のプライベートドアがノックもなしに軽快に開いた。
「お疲れ様、世一! 今日もワンコたちの躾、大変だったね〜?」
入ってきたのは、組織の『専属医』であり、あらゆる劇薬と拷問用毒物の開発者でもある蜂楽廻だ。蜂楽は白衣を翻しながら、子供のような無邪気な笑顔で潔の隣に飛び込んでくる。
「おい、蜂楽。勝手に入るなっていつも言ってるだろ」
潔が苦笑交じりに言うと、その後ろから、長髪の美髪を揺らした男が呆れたようにため息をついて入ってきた。
組織の『特命監査官』であり、内部の裏切り者を一瞬で狩り尽くす最速の狙撃手、千切豹馬だ。
「本当だよ。いくら昔からの付き合いだからって、今の世一は俺たちのボスなんだぞ、廻。……ほら世一、ハーブティー。あんた今日、あいつらの殺気浴びすぎて頭痛いだろ」
千切はそう言って、潔のデスクにワインではなく、手作りの温かい特製茶を置いた。
二人は組織の幹部でありながら、潔が裏社会の頂点に登り詰める前からの『唯一無二の幼馴染(友人)』だった。猟犬たちが潔を「神」や「王」として狂信しているのに対し、この二人だけは、潔を「一人の人間」として、そして「対等な存在」として深く愛し、守っているのだ。
「ありがとな、千切。……蜂楽、お前は何しに来たんだ?」
「えへへ、世一に新しいお薬の報告! ほら、世一を脅かす悪い子たちの脳みそを、一瞬でとろとろのハッピーにしちゃう毒だよ。……でもね、一番の目的はこれ」
蜂楽は潔の首筋に後ろから腕を回すと、その耳元で、猟犬たちには絶対に聞かせられないような、甘く、そして誰よりも深く歪んだ声を漏らした。
「あいつら、世一を自分だけのものにしたいって必死だけど……世一の『最初』も『弱点』も、全部知ってるのは俺と千切だけだもんね? ねえ、今夜はあの子たちのこと、全部忘れて俺たちと遊ぼうよ……世一?」
千切もまた、ソファの背を優しく指先でなぞりながら、どこか艶然とした瞳で潔を見下ろす。
「……あいつらが外で血を流して競い合ってる間に、ここで俺たちに溺れるのも悪くないだろ? 世一、あんたの本当の逃げ場所は、俺たちの腕の中だけなんだから」
狂信的な猟犬たちとは違う、逃げ場のない「過去」と「執着」でボスを縛り付ける、最愛の幼馴染たち。
潔は二人の甘い包囲網に囚われながら、今夜一番の、心からの不敵な笑みを浮かべた。
翌朝。
朝靄が差し込むボス執務室の重厚なドアが開き、甘いハーブと薬品の香りを微かに纏った蜂楽廻と千切豹馬が、気怠げに姿を現した。
ボスの寝室で「極上の夜」を過ごした二人の表情は、どこか満ち足りている。
しかし、二人が一歩廊下へ出た瞬間、そこは文字通り「氷点下の地獄」だった。
廊下の壁に背を預け、あるいは床に座り込み、徹夜で任務の成果を抱えて待っていた5頭の猟犬たち――凪、玲王、カイザー、凛、冴が、一斉に二人を殺気で射抜いたのだ。
「……は? なんでお前らが、今、潔の部屋から出てくるわけ?」
玲王が血走った瞳で声を鋭く尖らせる。
凪のサバイバルナイフの刃が朝日にギラリと光り、凛の周囲には物理的な突風が吹き荒れそうなほどの殺意が渦巻いた。
カイザーも首元の薔薇をピキリと歪ませ、冴の瞳には底冷えするような暗黒が宿る。
「えへへ〜、お疲れ様ワンコたち。世一、昨日の夜はすっごく可愛かったよ?」
蜂楽がわざとらしく首元を緩めて挑発すると、千切がふっと不敵に笑って追い打ちをかける。
「外で血を流した甲斐があったな、お前ら。……でも、世一の『特別』は、最初から俺たちのものなんだよ」
今にも廊下で全面戦争が勃発しようとした、その刹那。
「――そこまでにしろ、お前ら。主の寝所の前だぞ」
低く、温度のない、それでいて絶対的な制止のトーンが響いた。
影から滑り出るように現れたのは、漆黒のロングコートに身を包んだ小柄な男――組織の『影の執行人(始末屋)』、清羅刃だ。
清羅は、どのような派閥にも属さず、ボスの命令(エゴ)のバランスを保つためだけに動く、組織で最も謎に包まれた中立の「天秤」。その手には、音もなく標的を葬る漆黒の短刀(ダガー)が握られていた。
「チッ……清羅か」
カイザーが忌々しげに舌打ちをする。
清羅は5頭の猟犬と、2人の幼馴染を冷徹な切れ長の瞳で見据えると、短刀を静かにサヤへと収めた。
「お前たちがどれだけ主を巡って噛み合おうが、俺には興味がない。だが、主の『邪魔』になるなら、俺がこの手ですべてを間引き(始末)する。……どけ。主が、お前たちの『成果』をお待ちだ」
その清羅の冷酷な境界線の言葉に、猟犬たちは奥歯を噛み締めながらも、潔への執着のために殺気を無理やり抑え込む。
ドアが開き、玉座でワインを傾けるボス・潔世一の姿が見えた瞬間、猟犬たちは蜂楽たちを突き飛ばさんばかりの勢いで、一斉に部屋へと踏み込んでいくのだった。
コメント
8件
見た見た!千切と蜂楽のところとかめっちゃ鼻血出そうになったw!
うおおおお今回も最高だった!!😭💕💕 蜂楽と千切の「幼馴染特権」マウント、ヤバすぎでしょ!!「最初も弱点も知ってる」とか反則じゃん…!?でもそこで終わらずに、廊下で待ち構えてる猟犬ズの殺気がエグくて草🔥 特に玲王の血走った目と凪のナイフギラリが本当に怖かったし絵面が美しい… で、そこに現れる清羅かっけえええええ!!「天秤」とか「主の邪魔は間引く」とか絶対領域すぎる…今後の立ち回りが気になりすぎるよ!!👀💫 次回も心臓握りしめて待ってるからね鼻血先生!!🐶💥