地下室に降りてきた男はケイコの前で一度足を止めたあと、また歩き出した。
カツンッカツンッ。
靴音が響くたびに嫌な予感が頭の中をめぐる。
「…っ!」
男と視線がぶつかった瞬間、思わず目を伏せた。
ドクンッドクンッ。
心臓が早鐘を打ち始める。
「ふんっ。生意気そうなガキだな」
ガンッ!と柵を蹴り上げられて心臓が跳ね上がる。
しかし男はそのまま通り過ぎていった。
ホッと胸をなでおろしたのもつかの間、ギィィと音がしてひとつの檻が開いたのがわかった。
あの男は予め部屋の鍵を持っていたみたいだ。
「なんだよ、いきなり入って来る***************************
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コメント
7件
想像以上にえげつないな…