君を助けたいだけだから

？？？にて

空は、生き返るまではずっと閉じ込められていた何もない白い空間にいた。

ここには空だけの秘密の友達がいるのだ。

空「…今日はお願いがあるから来たって言われて来たけど…何のよう？」

空「”練磨”」

そう、秘密の友達とはunder wolfで前に事件を起こした練磨である。

空はその事を知らないので、普通にいい友達だと思っている。

練磨「おっと、説明するのを忘れていましたね。今日は渡したい物があって呼んだんですよ」

そうして練磨が取り出したのは、練磨自身のソウルだった。

空「…？」

空もどうしてソウルを渡すのかが分からなかったようだ。練磨はフフッと笑って事を説明しはじめた。

練磨「しばらく私のソウルを預かってほしいのですよ。」

練磨「もうすぐ私の体は消滅してしまいます。でもソウルさえ残ればまだ生きれる確率は上がるんです」

空「…それで僕に？」

空は顎の下に指を置いて考え始めた。でも何か決心したような顔で。

空「分かった。君には何度か助言してもらったりしてくれたからね、今度は僕の番だ、君の最高の人生の為にね！」

オメガタイムライン

空「…僕関連のAU?」

ローランがそんな話題を振ってきた、正確にはローランにも関係するらしいが。

ローラン「そう、他のAUで言えば君はサンズの立ち位置なんだよ。でもunder wolfの他にunder wolfと関係するAUはあるんだよ。」

空「たとえば？」

ローラン「 wolf fellとか、wolfswapとか」

空「…WAO」

ローラン「これはインクから教えてもらったから、確かな話だよ。」

嘘くさいが、インクが本当に言っていたなら確かだ。インクはAUの守護者だからAUなら数多く知っている。…最近ではSky tailっていうAUもあるらしい

空「てか…なんで急にそんな事を？」

ローラン「もしかしたらさ…僕達の世界を取り戻す方法が見つかるかもって。」

ローラン「僕ね、最近光AUに入ったサニーってサンズを知ってるんだけど、サニーの話聞いちゃったんだよね」

空「なんて言ってたの？」

ローラン「兄ちゃん達が僕達関連のAUとかで悪さしてるらしいんだ。」

空「マジか…」

ローラン「…そこでなんだけど…」

急にローランがモジモジし始めた。空はモジモジされるのは苦手なので何？と、ちょっと強めの口調で聞いた。

ローラン「…僕と一緒にAUを助けてほしいなぁ…なんて。」

空「は？」

空は頭の処理が追いつかなくて思わずは？と答えてしまった。

そして、頭の処理が追いつくと…

空「…え待ってそういうこと？」

ローラン「処理が追いついたんだね」

空「でも僕達AUを移動する力なんて持ってないよ？」

ローラン「そこはインクとドリームに許可取って一緒にAU移動するつもりだから大丈夫だよ」

空(ドリームそれでいいのか…)

空「…一緒にって事は僕達の世界を戻すのを手伝ってくれるって事？」

ローラン「そういう事！」

説明が終わると颯爽にAU移動しようとローランが言ってきた、ローランは一度言うと中々聞かないので仕方なく行く事にした。

続く…