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第二部 新世界編
第五話「曖昧という力」
封印の森を消し去った古流斬。
その一撃は、新世界中に衝撃を与えていた。
⸻
王城。
アークは静かに資料を眺めていた。
「……。」
レヴィが口を開く。
「アーク様。」
「古流斬の能力。」
「想定以上です。」
アークは静かに頷く。
「いや。」
「私が一つ。」
「見落としていた。」
⸻
場面は古流斬へ移る。
古流斬は歩きながら独り言を呟く。
「曖昧。」
「便利だけど。」
「弱点はある。」
その頃、防衛軍では神城怜がユーマへ話していた。
「古流斬さんの能力って。」
「本当に欠点あるの?」
ユーマは静かに答える。
「ある。」
「曖昧には。」
「使用限界がある。」
神城怜は驚く。
「限界?」
ユーマは頷く。
「能力を使い続けると。」
「身体への負担が一気に増える。」
「長時間使えば。」
「筋肉。」
「神経。」
「内臓。」
「全部壊れていく。」
神城怜は息を呑む。
「そんな……。」
ユーマは笑った。
「でも。」
「それだけじゃない。」
「古流斬は。」
「その弱点を逆に利用してる。」
⸻
古流斬。
曖昧を発動する。
魔力が身体を包む。
「能力を縛れば。」
「縛るほど。」
「威力は上がる。」
雷が激しく暴れ始める。
古流斬は静かに呟く。
「その代わり。」
「身体に全部返ってくる。」
腕から血が流れる。
筋肉が悲鳴を上げる。
それでも古流斬は笑う。
「完全に。」
「諸刃の剣。」
⸻
王城。
アークはようやく理解した。
「そうか。」
「私は。」
「能力の強さばかり見ていた。」
「だが。」
「古流斬は。」
「命を削って。」
「その力を振るっている。」
レヴィは小さく呟く。
「能力最強格。」
アークは静かに否定した。
「違う。」
「能力だけじゃない。」
「覚悟が。」
「最強格だ。」
「そこを。」
「私は見落としていた。」
静寂が流れる。
アークはゆっくり立ち上がる。
「なら。」
「長期戦へ持ち込め。」
「古流斬は。」
「自分の力で。」
「自分を壊す。」
その言葉を聞いたレヴィは小さく笑う。
「なるほど。」
「弱点を突くわけですね。」
アークは静かに頷いた。
しかし彼はまだ知らない。
古流斬は、その弱点すらも計算に入れて戦う男だということを。
⸻
第五話 完
コメント
1件
うわっ…新世界編、めっちゃ深い回だったね😭💕 古流斬さん、能力の代償が身体への負担ってのがもう…カッコよすぎるでしょ!「命を削って振るう力」とか、アークの「覚悟が最強格」って台詞に痺れたよ…。でも逆にその弱点を利用して戦うとか、もう古流斬さん強キャラすぎん?🥺✨ 最後の「弱点すら計算に入れて戦う男」で終わるの、続きが気になりすぎる…!二人の対決、どうなるの!?次話マジで待ってるよ古流斬先生!!🔥
#作者干渉型コメディ
澪彩の引き出し【サブ垢】
10,730
#ご本人様とは一切関係ありません
yozakura🌸
349
ゆきまる
MaruM
117