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【妖精さんの声。】

文豪ストレイドッグス太宰、中也、十五歳を見て、書いてみたかったお話。

死ネタ⚠

十五歳時の小説読んでくれた後の方が面白いかも…!





↓↓↓↓↓↓











武装探偵社。その一室で、二人の男が会話をしていた。

「…?敦、太宰は何処だ?」

何かに気付いたように、PCに文字を打つ手を止めた国木田は、資料室から出てきた敦に話しかけた。

「太宰さんですか?」

「そう云えば朝から見てませんね」

資料が入った箱を持ち直しながら、敦は云った。

「彼奴はまた………」眉間をつまみながら、国木田は苦い顔をする。

「あはは…」敦は日頃から太宰は国木田に迷惑をかけていることを知っているし、敦自身も太宰から迷惑がかかっている為、賛同したい気持ちでもあったが、太宰は自分の先輩でもあり、恩人な為、賛同する事ができず苦笑いをした。それでも敦は太宰のカバーをする事はできなかった。

「多分、川を流れてると思いますよ?」

「それか新しい自殺法を試してるか……」

言葉を発しながら、敦は自分の机に資料が入った箱を置く。

ふと、敦の脳裏にあの人の笑顔が浮かんだ。一見幸せそうに見えるが、よく見ると作っているように感じて、その笑顔の裏は何処か哀しそうに見える。

敦は太宰に拾ってもらってから暫く経つが、実際太宰治が何者なのかは把握しきれていないのである。

__否、時折見せる太宰のあの表情を見てから、敦は線を引いた。彼が踏み込んで来るまで敦自身からその線を踏み越えては行けない。そう心に決めていたのだ。それを思わせるほど、彼の過去からは、何か哀しいものを感じた。

然し実際は、敦は太宰の過去をよく知らない。なんとなくで決めた事だ。けれどこの行為が正しいと、魂が云っている。

瞼を閉じる。

「………まぁ」

「太宰さんの思っている事は、よく判りませんからね」

再び苦笑しながら敦は云う。国木田は其の言葉に「全くだ」と、溜め息混じりの声で云った。

敦は顔をを横に移す。

その透明な瞳に映すものは、何もなかった。

太宰の席は朝から空席だった。遅刻してくる事はよくある。だから安心しているのだ。

この人はまだ生きてくれる。

そう云う安心感に、敦は長らく浸っていたいと、心から思っている。



時計の秒針が動き、静かな空間に音が響く。

時間が動いていっている。過ぎ去っていっている。敦は其の事を酷く痛感していた。

だからこそ、敦にとっては不思議だった。

「でも…珍しいですよね」

視線を太宰の席に向けた儘、敦は云った。



『何時もは此処まで

遅くないんですけど…』








取り敢えず❤10!

モチベになるのでお願いします!


あと思ったんだけど、何で中也は下の名前なんだろうね?

まぁその方が判りやすいケド笑




次の話もお楽しみに!

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