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「一条に抱かれるまで」のパラレルワールド的な物語です

守若、無二→ 宿の経営者と元従業員

小湊、無二→ 恋人

小湊→吸血鬼のため、守若に折檻されて罰されてる

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

守若はタバコを吸うとへらへら笑った

「女に騙されてると知らず、女の家あがりこんで鼻の下のばして一緒に暮らしてたとは片腹痛いなぁ」

「無二は騙してなんかいないよ」

守若はその声を檻から聞き、目をカッとさせた

「何だぁ、だましてなんかいないだとぉ?!」

タバコを乱暴に消す守若

不敵に笑う小湊

「ああ、無二は僕のことを真剣に愛してくれてるんだ。だからこそ、血をわけてくれたし、お風呂でも隅々まで僕の体を洗ってくれた。お兄さんは女の子を抱いたことがないから、愛し合う男女の気持ちなんて分からないんでしょ」

守若はキレた

「だまれ、目ちっこい吸血鬼のくせにお前なんか好かれるかボケ!」

守若は棍棒を小湊の足の裏にふるった

「ぎゃああああっ!」

何度も打ちつける守若

「ぎゃああああっ!ぎゃああああっ!ぎゃああああっ!ぎゃああああっ!」

「無二はお前なんか好きじゃないって認めたらやめてやってもいいけど?」

「しね!童貞野郎!」

小湊が涙を流し、ぜいぜいしながら、にやっとした

「ぶち殺すぞ、このヤロー!」

守若はまたキレて小湊の足の裏に棍棒をふるう

「があああああ!」

小湊は気絶した

守若は飽きたので家を出た

すると、誰かが袋を持って木の影に隠れているのが見えた

守若は近づいた

「あっ」

無二は守若に気づかれて身を固くする

「なんだ、無二じゃん。久しぶりだね、なんか用?」

守若はにこりとした

「あ、あの、小湊さんに会いたいんですけど。ケガしてると思うから塗り薬とか持ってきたんです」

守若は笑みを消した

「吸血鬼なんだから会わなくていいじゃん。それよりおれと遊ぼうよ」

守若は無二の腕をとった

「いえ」

「そう?あれ、無二、震えてるけど大丈夫?」

「!!!」

無二は守若に腕をさすられた。思いの外優しいさわりかたで

「だ、大丈夫です///」

無二はドキッとしてしまった

「寒いんじゃない?中に入りなよ」

腕をとられたまま、中に入れられる無二

無二は本当は守若がいないときに小湊に会うつもりだったのに、守若に気づかれてしまった

失敗だった

小湊がいる部屋は2階だ

1階のリビングのソファーに座らされる無二

守若が茶と菓子を用意してくれた

それから守若の私服のダウンを無二の肩からかぶせてくる

そして守若は無二の横に座った

「ありがとうございます」

無二はここまでされて一応お礼を言った

守若は無二が茶を飲むのを観察しながら

「無二って小湊の尻とか股間さわったの?」

無二は茶を口から吐きそうになった

守若がげほごほする無二の背中を優しく叩く

「さわってないです」

「そうなんだぁ、やっぱり。小湊が隅々まで洗ってくれたって言うから。よかった~」

「あの、私に優しくできるんなら小湊さんのことも優しくできませんか。彼のこと、逃がしてほしいんです」

無二は頭を垂れた

「…いいよー」

「えっ、本当ですか!」

無二は思っていない言葉に満面笑顔

「でもあの男は危険だからなー、ただじゃ逃がせないよ。無二が僕の性奴隷になったら逃がしてあげる」

「何言ってるんですか、そんなことできません」

「おれのこと、嫌い?」

守若が無二に真剣そうに顔を近づけた

嫌いかといえば、嫌いではない

むしろ、顔はすごく整ってるので好きといえる

だが、性格は狂人…

「嫌いってわけじゃないです….」

「そうなんだぁ、よかった。じゃあキスしてもいいかな」

「え!え?ん!/////」

いきなり顔が近づいてキスされてしまった

柔らかい感触に無二はときめいたことに自分でも驚いた

(まだキスすると言ってないのに!////)

無二の赤くなって困惑する顔をねっとりと見る守若

「じゃあ次は無二からキスしてよ」

無二は守若に両肩をつかまれていた

無二は逃げられないと悟り、目をつむっている守若に軽くキスした

その途端、守若の舌が無二の唇をなぞり無二の口の中に入ってくる

「レロチュージュージュー」

「む、んん」

「チュヂューレロレロ」

「んふう」

顔を離す守若

無二は体があつくしびれていた

守若は無二を見ながら余裕そうに舌で自分の唇をなめている

無二はその官能的な守若を見てドキドキしてたまらなくなってしまう

(小湊さんのほうがいいはずなのに!)

「もう、いいですか…/////」

無二はごくりとしながら目をそむける

「まだだよ。性奴隷って言っただろ、約束守ってよ」

守若が無二にまたキスした

無二は甘くてとろけそうになった

無二はこれだけでセ◯◯◯してるような気分になった

小湊には悪いが無二は守若にうっとりしていることに気づいてしまう

守若も無二が気持ちよく思っていることに気づいたようだ

「一緒に風呂入ろうかぁ」

「えっ!」

「濡れただろ」

無二の股間に目を落とす守若

「….!!////」

無二はきゅんとなった

守若が無二を抱き上げて風呂場に向かった

無二は自分の鼓動なのか守若の鼓動なのか分からずドキドキ音をきいていた

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

話が長いので切ります

次回🔞

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