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マネージャーには秘密で

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マネージャーには秘密で

3 - 第3話

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2025年03月07日

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それからというもの照と俺は人目を避けて会うようになった。


メンバーの前では今まで通り振る舞おうとするが、どうしても意識してしまう。


特に、グループでの撮影やYouTubeの撮影では、意識しないようにしても、つい目が合ってしまう。


お互いに「いつも通り」を装うが、ふとした瞬間に距離が近づいてしまうことが多くなった。


楽屋ではいつも通りのやり取りを続ける。 


メンバーと談笑し、ふざけ合い、何も変わらないフリをする。


けれど、2人だけの時間になると、途端にその仮面は剥がれる。


「……今日もバレなかったな」


リハーサル後、誰もいない廊下で、照が小さく呟いた。


「バレるわけないだろ、俺らプロだぜ?」


冗談めかして言いながらも、俺の心臓は早鐘のように鳴っていた。


メンバーに気づかれたらどうなる?


スタッフに知られたら?


ファンにバレたら?


考えるだけでゾッとする。


でも、それ以上に怖いのは――。


「なぁ、照……もし、バレたらどうする?」

「……ふっかは?」

「……それでも、照のことは好きだよ」

「……俺も」


そう言って手を重ねた。

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