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それからというもの照と俺は人目を避けて会うようになった。
メンバーの前では今まで通り振る舞おうとするが、どうしても意識してしまう。
特に、グループでの撮影やYouTubeの撮影では、意識しないようにしても、つい目が合ってしまう。
お互いに「いつも通り」を装うが、ふとした瞬間に距離が近づいてしまうことが多くなった。
楽屋ではいつも通りのやり取りを続ける。
メンバーと談笑し、ふざけ合い、何も変わらないフリをする。
けれど、2人だけの時間になると、途端にその仮面は剥がれる。
「……今日もバレなかったな」
リハーサル後、誰もいない廊下で、照が小さく呟いた。
「バレるわけないだろ、俺らプロだぜ?」
冗談めかして言いながらも、俺の心臓は早鐘のように鳴っていた。
メンバーに気づかれたらどうなる?
スタッフに知られたら?
ファンにバレたら?
考えるだけでゾッとする。
でも、それ以上に怖いのは――。
「なぁ、照……もし、バレたらどうする?」
「……ふっかは?」
「……それでも、照のことは好きだよ」
「……俺も」
そう言って手を重ねた。