この作品はいかがでしたか?
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_____あれから半年。
少しずつ、注文が増えてきた。
この間、ラウちゃんが動画の撮影で私服で着用してくれて。
いつも、私服の調査をしてるファンからのアクセスがあったのだろう。HP閲覧数がとんでもない数字に。
美柚「すごっ…」
翔太「ん?何見てんの?」
美柚「え?あー、見て、これ!ラウちゃんが私服出来て撮影してから、HPの閲覧数がとんでもないの…」
翔太「うわぁ。ほんとだ(笑)まだまだファン健在だな(笑)」
美柚「ほんとすごいね…」
翔太「それ以外検索すんなよ?」
美柚「なにを?」
翔太「いや、別に…」
ん?どういうこと?それ以外ってなに?
美柚「あ、また注文…えっ…」
翔太「ん?どした?」
そこには、注文が殺到していた。
美柚「え、急に?」
なんでかと思ったら……
翔太「これ、見てみ?」
数時間前に動画サイトにupされた目黒さんの動画。
目黒さんがうちのブランドの服をきていた。
そして、隣にいる同じ事務所の後輩くんが、小さめのシナモ○ールを持っていて、しかも、そのシナモ○ールは、服を来ていた。
そう、試しにと、紙で作った服。
動画のコメントには、
シナモ○、服来てる!
めめとお揃い!かわいい!
なつかしい!翔太くん元気かな…
と、翔太のこともかいてあった。
すると、1つ違うコメントが…
『これ、nanami&Tでググッたらでてきますよ!最近できたネット販売専門の服やさんです✰私、たまたま見つけて、可愛くて買ってこの間届いたら、まさか、ラウちゃん、めめが着てて、びっくりしました!』
えっ。このコメ良いねが凄い数。
美柚「この人のおかげ…だれだろ。」
翔太「顧客リスト見たらだいたいわかるだろ。」
美柚「その人にDMできるかな?」
翔太「出来るだろうけど、やめときな。多分、めめたちのファンだから、大変なことなるし。」
美柚「そっか…」
翔太「それより、忙しくなるな。少し在庫増やすか!」
美柚「高橋さん、大丈夫かな。」
翔太「俺らも手伝いにいこ。」
美柚「そだね!でも、もうすぐ、夕飯だし、来るよね、高橋さん。」
翔太「そうだな。」
そう話してまた、パソコンを見ると、問い合わせが殺到していた。
『あの、ぬいぐるみに着せる服は購入できませんか?』
その内容が多かった。
美柚「翔太!コレ見て!」
翔太「ん?えー…これ、出来んの?」
美柚「出来なくはないけど…高橋さんに聞いてみる。」
私たちは、夕飯食べに来た、高橋さんと相談し、あまり生地で作れるということで、期間限定で受注生産で販売することにした。
その事と、注文が殺到しているため、納品に時間がかかる事などを記載し、それでもいいという方だけ注文を受けた。
そんな時、阿部ちゃんが2人、スタッフを連れてきた。
高橋さんのフォローにと。
経験もあった上、1人は知り合いだったようで、高橋さんも喜んでいた。
そして、10日ほどした頃。
高橋さんが、うちに来た。
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