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グルさぁあん !!! グルさん 、 僕と 、 ケーキ 食いません 、 ?!
リクエストいいですか?grさん愛されってできます?
終わり方が天才すぎるやんけ。 もうほんとに😭😭😭 新人は尊い。ci趣味可愛いなそしてsyp君に毒盛ったやつ殴る🤛 その後grさんがci君にお菓子作ってとかねだったりしてたらいいなw
注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
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時刻は正午。
彼らは続々と食堂に集まる。
shpも、ciと共にやってきた。
shpは、軍の中では1番細く、食べる量も、
人並みを食べないくらいだ。
皆が席につき、手を合わせて、
各々好きな食べ物に手をつけた。
勿論、shpも食べ始めた。
コーンスープを1口飲み、おにぎりを取る。
そして、おにぎりを腹に入れたと思えば、
手を合わせて食器を片付けようとした。
ut「もうええんか??」
utが心配そうにshpに声をかけた。
shpは食器を持ったまま、振り返った。
shp「はい」
em「口に合いませんでした…??」
shp「いえ、美味しかったっす」
shpは、表情を変えずにそう言った。
食器を片付けて、食堂を後にした。
そして、時刻は14時。
皆、各自仕事に戻った。
食堂に、とぼとぼとshpが訪れた。
戸棚から、カップラーメンを取り出して、
お湯を入れる。
そして、カップラーメンと箸を持って席に着いた。
手を合わせて、ラーメンを啜る。
shp「…ふぅ」
腹を満たして、自室に戻ろうとしていた。
そんな時、食堂にciがやってきた。
ci「んあれ、shpやん」
shp「おー、ci」
ci「どしたん??おやつ??」
shp「まあそんなとこ」
ci「昼食べんかったからやろ〜」
ciは、笑いながらポケットを探った。
すると、何かを持って、shpに差し出した。
shp「なにこれ??」
ci「俺が作ったクッキー!!」
ciに、丸いクッキーを渡された。
shp「ふーん」
ci「食べてみて!!」
ciは、shpをキラキラと見ている。
だが、shpは口に入れなかった。
shp「すまん、少し話さんか??」
ci「うん??ええよ!!」
ciを連れて、shpは自室に戻った。
shpは椅子に、ciはベットに腰をかけた。
ci「話ってどうしたん??」
shp「…俺、少食やん??」
ci「うん、せやね」
shp「でもな、本当はちゃうねん」
ci「…え??」
shp「俺、飯を食うのは大好きや」
「でもな、昔1度飯に毒薬を入れられてん」
ci「…どくやく、!?」
shp「それから、飯が喉を通らなくなってん」
「だから、食べたくても食べれない」
shpは、ciのクッキーを大切に机に置いた。
shp「…ごめん、このクッキーは食べれんわ」
「ciを信用してないってわけちゃうけど、」
ci「うん、ええよ!!」
ciは、立ち上がって、話を始めた。
ci「俺もね、隠し事があんねん」
shp「…??」
ci「俺、お菓子作りとかが大好きやねん!!」
「そのクッキーとか、チョコとか、ゼリーとか!!」
ciは、女のように可愛らしい瞳を輝かせた。
ci「美味しいもんが作れると、嬉しい!!」
「でも、女みたいやん??」
「だから、隠してんねん」
ciは、そっとクッキーをポケットに仕舞った。
shp「俺ら、お互い様やな」
ci「やな、俺shpに料理作るわ!!」
shp「え?俺…食べれんけど」
ci「えーの!!少しづつ慣れてこ!!」
ciは、話終わると、shpに手を振って
自室を出ていった。
shp「……」
shpは、確かな心強さを感じた。
それから2人は、昼過ぎの、誰も居ない食堂に集まる約束をしている。
ciは料理を、shpは食事を。
まだ、ciが作ったご飯にshpは手をつけれずにいるが、それでも、確実に進んでいるはずだ。
────────────
時刻は正午。
手を合わせて、皆が食事を口に入れている。
kn「んまぁ…やっぱemさんの飯美味いわ」
ut「ほんまに…!!」
em「えへへ…ありがとうございます」
tn「そーいえばさ、ciこの前料理しとらんかった??」
tnがciを見て尋ねた。
ci「…え??」
tn「ほら、16時頃にさ」
em「あれ、足りませんでした…??」
皆がciの事を見ている。
ciは、皆を見ずに、下を見ている。
shpは、そんなciには目をやらず、スープを
すすっていた。
ci「…emさんの飯は好きです、美味しいし、」
tn「じゃあなんで料理したんや??」
zm「足りんのやったら、食え!!」
zmが、ciの方に大量のフライを預けた。
ci「……そ、その、」
tn「ほんで、お前料理下手やろ」
ut「そうなん!?え、見てみたいわ!!」
kn「どゆこと!?!?」
tn「お前、目玉焼き真っ黒やったでw」
sho「え〜!?!?料理下手なんやぁ〜??w」
ci「……ッ、」
ciは、震えていた。
自分の趣味がバレることも恐れていて、
それに、下手だと貶されたからだ。
shp「俺は好きっすよ」
ci「…ぇ、??」
ciの虚ろな目はshpに向いた。
shp「ciの飯」
shpは、スープを飲み干して、手を合わせて
食器を仕舞い始めた。
ut「待て待て!!真っ黒な目玉焼きやろ!?!?」
kn「お、お前食ったん…!?!?」
shp「…ci、行こ」
ciの肩に手を乗せると、ciも手を合わせて
食器を仕舞い始めた。
2人は、静かに食堂を去った。
───────────
shpの自室に着き、お互い、座った。
shp「お前、俺が居らん時に料理作ってたん??」
ci「……うん、」
shp「…急にどうしたん、お前お菓子作り得意やん」
「真っ黒な目玉焼きなんて、作らなさそうなのに」
ci「…shpくんに、食べて欲しかった、」
「お菓子だと、栄養取れないから、普通の飯を食べてもらいたくて…」
「昨日、こっそり練習してたんや…」
ciは頭を抱えて震え始めた。
shpは、ciの隣に座って、ciの肩を優しく撫でた。
ci「食べて欲しかってん…!!俺の好物を…!!」
「でも、お菓子以外は下手やった…ッ」
「バレたかなあ…、呆れられたかなあ…」
shp「んなことないよ、」
ci「…ほんまに、??」
ciの手を隠すほどに長い袖を捲った。
すると、指には絆創膏が大量に貼られていた。
shp「これは??」
ci「…火傷もしたし、焦って指切るし…」
「ほんま、阿呆やわ」
ciは手をまた裾で隠した。
shp「なあ、今日も作ってくれるんやな??」
ci「…え??」
shp「俺、腹減ってんねんから」
ci「……いい、けど」
───────────
そして時刻は14時。
食堂に2人は集まった。
ci「じゃあ、待っててな」
shp「あ、今日目玉焼きがええわ」
ci「…え??」
「下手なん知っとるやろ、」
shp「下手でええよ、お前が作ってくれるなら嬉しい」
ciはゆっくりと冷蔵庫を開けた。
shpは近くでその様子を見ていた。
shpは料理ができる方だ。
ciが焦ってしまったら落ち着かせないといけない。
ci「あつッ…」
ciはフライパンに指をつけた。
指が赤くなって、ciは焦ってshpを見た。
だが、shpは寝ていた(立ちながら)。
そういえば、shpは徹夜をしていた。
ciは深呼吸して、水で指を冷やした。
そして、料理に取り掛かった。
───────────
ci「shp、出来たよ」
その声でshpは目を覚ました。
shp「ん…、すまん、寝てもうた」
ci「ええよ、席つこ」
shpは席について目玉焼きを待った。
そこに出てきたのは、目玉焼きの他に、
コーンスープ、サラダ、おにぎりがあった。
これ、全てciが作ったと思うと、shpは
驚きを隠せなかった。
shp「…作ったん!?!?」
ci「う、うん…がんばった、」
ciはへらへらと笑っていた。
その指には、増えた絆創膏があった。
ciが努力した証。
俺も進まないと…そう思った。
shpは、箸を掴んだ。
ci「…あッ、」
shp「………」
shp「美味い!!」
それから、shpはciの飯をひとつ残さず食べきった。
shpの顔に、元気な肌色が戻って行った。
ciも、それを見てホッと息をついた。
ちゃんと、私は2人の努力を見ていたゾ。