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一花と久しぶりに飲みに行ったあの日――
悪い男の策略に引っかかり、酔いつぶれてしまった一花の横で私自身も飲み過ぎてしまった自覚はあって。
偶然居合わせた中条くんが一花を家まで送り届けてくれることに安心した私は、タクシーに乗った途端に襲い掛かる眠気に抗えずに意識を手放した。
それから次に意識が浮上したのは、見覚えのない天井の部屋のベッドの上。
自分が今、どこにいるのか考えるよりも、アルコールが入ってふわふわと空を浮いているかのような心地よさに身を委ねるほうがいいと目を閉じた。
飲んですぐベッドって最高……。
手を伸ばした先にあった毛布をたぐり寄せながら、そんな贅沢を噛みしめていると、頭上から声が聞こえた。
「おい、そこで寝るな。アンタはここ」
声のする方に目を向けるとそこには一緒にタクシーに乗った後輩くんが私を見下ろしていた。
確か名前は……田中修二。
状況から見てここは************
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