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ヤンデレな💗さん出てきます。
💗💛(恋人ではない…?)です。地雷さんは帰宅お願いします🙇
読みにくい所がありましたらコメントお願いします🙇
本編へどうぞ。
この違和感に気がついたのはずっと前だった気がする。
仁 人が笑ってるの見て、なんか嫌だなって思った。
理由は明確だった。
あの笑顔が俺以外に向いている。
ただそれだけ。
別に珍しいことじゃないのに何かが俺の中で引っかかる。
で、気づいた。
嗚呼これもう無理だなって。
「仁 人」
俺が呼ぶと仁 人は振り向く。
その顔がまた、無防備で。
ほんとどうしようもない。
「なに?」
「あ、すいません。仁 人ちょっと来て。」
俺は仁 人が話していたスタッフさんに会釈をしながら仁 人を呼んだ。
一瞬だけ迷ったような顔をしたあと、普通に近づいてくる。
逃げずに。
そういうとこ、お前のそういうとこ、ほんっと助かる。
腕を掴んでそのまま人気が無い所に連れて行く。
肩を掴み、俺の方へ引き寄せる。
「ちょ、なに?」
「別に。」
仁 人を少し強めに壁に押し付ける。
抵抗してくる。
俺の力には勝てないみたいだけど。
「さっき誰といたの?」
「え、スタッーー」
「いい。」
遮る。
聞く必要ない。
問題はそこではない。
「なんで俺以外と居るときあんな顔してんの。」
それが無理。
「別に普通だろ。」
「普通じゃない。」
仁 人の頬を指で触る。
少し力を入れるとわずかに歪む表情。
それさえグッとくる。
「その顔、俺の前だけでいい。」
「は?」
「他の奴に見せないで。」
「何言ってんの?意味分かんねぇ。」
意味は通ってる。
俺からしたらね。
「仁 人。」
名前を呼ぶとちゃんとこっちを見る。
逃げない。
だから簡単。
距離を詰めて逃げ場を無くせばいい。
「俺さ、」
小さく息を吐く。
「お前の全てが欲しい。」
「…………」
言葉に詰まってる。
でも否定はしてこない。
それで充分。
「安心して。」
耳元で
「壊したりしないよ。」
一瞬だけ間を置いて
「表面上はね。」
「は?だから意味分かんねぇんだって。」
分かるよ。
そのうち。
仁 人を俺の胸の中に閉じ込める。
強くはない。
でも逃げ出せないくらいの力で。
「お前の中身、全部ぐちゃぐちゃにするだけ。」
「冗談ならやめろよ。」
「冗談じゃない。やめない。」
「俺以外いらないって思ってもらえるまで、それ以降もずうっと離さない。」
「お前…ほんとやばいぞ……?」
「知ってる。」
俺はふふっと笑った。
ヤバいな、とは自分でも思う。
でも止められない。
「だってさ、」
少しだけ顔を離す。
「もう俺、お前以外眼中に無いよ。」
「だから、仁 人もそうなればいいんだよ。」
お前が逃げないのは知ってる。
突き放したりもしない。
だから
「全部、俺に埋め尽くされて。そのうち全部俺になる。」
「…………ならねぇよ。」
返事が弱い。
さっきより。
俺は仁 人の変化、ちゃーんと気づいてるよ。
「なるよ。」
軽く額を合わせる。
「…………」
仁 人は黙っている。
ほらね。
「怖い?」
小さく聞く。
少し間があって、
「…………ちょっ…とな。」
それでもいい。
充分だから。
「大丈夫。」
優しく言ってあげる。
「でも、逃げられないから。」
俺がそう言ったあと、仁 人は少し黙った。
突き飛ばしてくるわけでもなく、怒るでもなく、ただ視線を逸らす。
それで分かる。
嗚呼、まだ大丈夫だなって。
完全に拒否する奴はとっくに逃げてる。
でも、仁 人は違う。
「……離せよ。」
一応言ってみたのかな?力入れてないの、わかってるよ。
少しだけ腕の力を弱める。
「ほら。」
「離した。」
「…………」
なのに、動かない。
そのまま視線が俺の顔に来る。
「なんで行かないの?逃げれるのに。」
「…………別に。」
ほら、その言い方だいぶ俺に染まってる証拠
じゃない?
「逃げればイイじゃん。」
「逃げないの?」
俺はわざとらしく言う。
「…うるせぇな。」
それでも仁 人は動かない。
「ねぇ仁 人。」
一歩だけ距離を詰める。
さっきよりゆっくり。
コイツが逃げられる余裕をちゃんと残して。
それでも逃げないか確認するために。
「……なに。」
ちゃんと待ってる。
「ん?俺なにもしてないよ。」
「さっきから色々してんだろ。」
「してない。」
「選ばせてるだけ。」
「……………………は?」
「お前が俺の所に残るかどうか。」
仁 人は黙る。
考えてんだろうな。
でも、その時点でもう終わりだろ。
「ほら、」
手を軽くとる。
さっきみたいに強くじゃなくて、優しく。
でも、もう逃げられない位置に。
「もう、決まってるでしょ。」
「勇斗が勝手に決めつけんな。」
「違う。」
「もう仁 人の中で、どうするか決まってるでしょ。」
俺から視線を外させない。
「……………………」
言い返さない。
その代わりほんの少しだけ指が動く。
振り払うわけじゃない。
その選択1つ1つが俺に染まるための行動としか考えられない。
「ね。」
「俺以外、いらないでしょ?」
「いや、いるでしょ。」
返すけど、やっぱりどこか弱い。
明らかに弱い。
「じゃあ、逃げれば?」
「今すぐ。」
少し強めに言ってみる。
長い沈黙。
その時間が結果を告げているような気がした。
「…逃げねぇよ。」
小さく、ぼそっとでもちゃんと聞こえた。
俺は笑う。
「ほらね。」
「うるせぇ。」
「ねぇ。」
また一歩、詰め寄る。
今度こそ逃げられないくらいに。
でもやっぱり仁 人は逃げない。
「怖い?」
さっきと同じ質問。
少し間が空く。
「怖い。」
「怖いけど……なんか、離れたくない。」
その瞬間、全てが決まった。
「あーあ。」
ため息混じりに放つ。
でも少し笑っている。
「終わりじゃん。」
「なにが。」
「仁 人が。」
軽く抱き寄せる。
「もう俺の中から出られない。出させない。」
「大丈夫。」
「仁 人が逃げそうになったらちゃんと、2人の愛を確かめて、愛して、愛して、ただ愛して。」
「逃げられないってこと、思い知らせるから。」
「…………それが怖いんだけど…。」
「知ってるよ。」
だから良い。
腕を仁 人の腰に回して抱きしめる。
仁 人はもう、抵抗しないみたい。
耳元で
「ね、俺に染まって。」
「そのうちさ、」
「俺が居ないと無理になるから。」
「…ならないよ。」
弱い。否定してるのに願望が隠しきれてない。
「なるよ。」
指を軽く絡める。
仁 人も絡み返してくる。
ほらね。
「だってもう、なり始めてる。」
End______
コメント
6件
最後まで読みましたー!なんか本当に文章がうめぇ…!最後でタイトル回収するのもタイトル回収大好き人間なのでとっても好き!

さすがやで
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りんご飴2号⭐︎🍏🍎