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うぇーーーーい
（万事屋の朝）
神楽「……あれ？銀さんどこ行ったアル？」
新八「いや、さっきから見てないですけど……って、なんすかこの犬の鳴き声？」
（部屋の隅から「ワンッ‼︎」）
彩音「……なにしてんだよ、銀時。」
（そこには尻尾をパタパタさせながら新聞くわえた白い犬（銀さん））
神楽「……犬になってるアル……‼︎」
新八「いやいやいや、なんで犬⁉︎猫の呪い解いたばっかりですよ!?」
彩音「こりゃあ……昨晩の“余波”だな。」
銀さん（犬）「（もごもご）余波てなんだよォ‼︎」
新八「犬なのにしゃべったァァ!?」
銀さん（犬）「てかオレなんで四足歩行なんだよ!? 手ぇつかねぇと歩きづれぇぇ‼︎」
（神楽がスマホで撮りまくる）
神楽「あはは‼︎見てアル！“銀ワン”アルよ‼︎」
銀さん（犬）「やめろォォ!! SNSにあげるなァァァ!!」
彩音「ほら、“#銀魂ドッグ”でトレンド入りするぞ。」
銀さん（犬）「勝手にタグつけんなァァァ!!」
（外へ逃げる犬銀時）
通行人A「あっ銀八先生!?」
銀さん（犬）「ちげぇよ!! 誰が銀八犬だ!!」
通行人B「あれ銀魂の手抜き回のやつじゃね!?」
銀さん（犬）「だからそれ忘れろって言ってんだよォォ!!」
（その頃、桂の隠れ家）
桂「ふむ……銀時が犬になった、だと？」
エリザベス「（ワンワン）」
桂「……君まで影響を受けるな。」
（万事屋に戻ると、犬銀時が彩音の足元で丸くなって寝ている）
彩音「……はぁ。なんか、かわいいな。」
銀さん（犬）「かわいい言うな……屈辱だわ……（尻尾パタパタ）」
彩音「しっぽ振るなよ、バレるぞ。」
銀さん（犬）「振ってねぇ！勝手に動くんだよ!!」
（新八が本を調べる）
新八「えーと、“人が犬になる呪いを解く方法”……“真実の飼い主が現れるとき、魂が戻る”？」
神楽「つまり、彩音が“おすわり”って言えば元に戻るアル！」
銀さん（犬）「ちょ、待て、やめろ‼︎それだけはプライドが‼︎」
彩音「……おすわり。」
（銀さん、反射的に座る）
神楽＆新八「座ったァァァァ!!!」
（キラリと光が包み、銀さん元の姿に）
銀時（元に戻り）「……なあ彩音。」
彩音「ん？」
銀時「今、オレのプライド一個死んだわ。」
彩音「安心しろ、次また猫になるぞ。」
銀時「なんでちょっと嬉しそうなんだよ!!!」
うぇーーーーい
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