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兄が政府に行ってから一ヶ月が経った頃、突如として政府から、明日はどの職業の人もみな休み十三時に必ずテレビをつけることを言い渡された。
みんな休み…兄は帰ってこないのだろうか。

そんな考えをぐるぐる巡らせながら、空中列車に乗る。

気になることがたくさんある。

エンジニアが集められたということはそういうことなのだろう。

それでいて、そろそろ始まってしまうのだろうか。


もう、あの噂を話す人はもういない。真実を知る人も私や、兄、そして兄の友人のみだろうか。

それとも、もっといるだろうか。

私はどんどん思考を巡らせてしまう。


明日、なにが起こるのだろうか。

この星はどうなってしまうのだろう。

肩に何かが触れた。館長が私の肩を叩いたのだ。

どうやら、考え事ばかりしていたせいで、仕事に手がついていなかったようだ。


館長が私を心配していた。

「明日のことを考えていたのですか?そろそろ、休憩時間なので、スタッフルームで話しませんか?話せば楽になると思うのです。」

館長が沈黙がそう言ってくれた。

「お言葉に甘えて。」

私と館長スタッフルームに入った。


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