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ここは定期的に災害が起こる国。
だがただの地震とかではない。
黒い雨が降り、地面が突然抜けてあちらの世界に堕ちるとかそういうやばいやつだ。
そんな世界に生きる私と憧れの先輩の話
今日は珍しくまだ何も起きていない。
ほぼ毎日災害が起こってるこの国は終わりが近いんじゃないか。
昨日は地面が大規模に抜けてたくさんの人が地面の下に落ちたらしい。
ただ埋もれるのではない。
堕ちる先は地獄なのだ。
落下の衝撃で頭の半分が割れたり腹が潰れたり、生き残っても這い上がることができずに虚空をさまようことになる、そんな世界だ。その地獄は落ちた地面の穴から覗ける。
私も覗いたことがあるが、トラウマになるからやめといたほうがいいかもしれない。
そんな厳しい世界を影で支えてくれているのが災害救助員の人たち。
黒い雨を防げる避難所に人を避難させたり、逃げ遅れた人がいないか確認したりしてくれている。そんな救助員の中に私があこがれている人がいる。
名前はわからないが茶色の短髪で眼鏡をかけているかっこいい女の人。
いつも安全な場所に私たちを導いてくれている。
まだ災害救助員になれ年齢に達していない私はあの人を見習って勉強中だ。