十五分ほどで〈先輩たち〉とやらは現れた。全員高そうなバイクに乗って。派手なシャツを着て金髪でピアスをジャラジャラつけた男が五人。少しは楽しませてくれるのだろうか? 「ケンカチームのブラックベアーの幹部たちさ。おまえは知らないだろうけど、みんな格闘技経験もある。おまえ終わったな」
「タツローが伸びてるが、その女がやったのか?」
「不意打ちで、たぶん飛び道具を使って。卑怯な女だから先輩気をつけてください」
どうやらさっき一発で倒した男はブラックベアーの仲間だったようだ。リーダーっぽい背の高い男が威嚇してきた。
「キミさ、とんでもないことしてくれたね。おれたちは優しいから無茶な要求はしないけど、それでも慰謝料で百万はほしいかな」
「払わないと言ったら?」
「うちのチームに入ってもらう。メンバーの性処理係としてね。どっちがいい?」
「プランCで」
「プランC?」
「おまえらをボコボコにして、おまえらを呼んだ女どもに地獄を見せる」
五人の男たちが全員腹を抱えて笑い出した。
「ひゃっひゃっひゃ! じゃあ、こっちもプランDに変更だ。このまま拉致っておれたちの気が済むまでおまえの体をおもちゃにしてやるぜ!」
笑いながら突っ込んできたから、蹴りを見舞ったらたった一発で五人とも吹っ飛んだ。
もう終わり? とがっかりしかけたところで、五人がよろよろと立ち上がり余を囲んでそれぞれ刃物を取り出した。
「ぶっ殺す!」
少しは骨のある男たちだったようだ。仕返しする気にならないほど痛めつけてから余の奴隷兵の一員に加え、余の世界征服に役立たせるのもいいかもしれない。
「何を笑ってやがる!」
五人が一斉に飛びかかってきた――
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