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人を傷つけて 傷つけ続けてずっと そればっかりの人生だったな
まぁ もう 人生は終わってるけど
散々 人に迷惑かけて 散々 人を傷つけて
罪だけが わたしに 溜まっていって
わたし ダメだったよ やっぱり 神様になっても
そもそも 変わる努力もしてないから
わたしは ずっと 大罪人だよ
もう
ずっと
ごめんね
お母さん お父さん
???「ねぇお母さん!今日ね!今日ね!」
あれは……わたし?
昔の……
「なぁに?どうしたの?」
お、お母さん……
昔の雨花「今日ね!○○ちゃんと遊んだんだよ!」
「そう!良かったね!楽しかった?」
昔の雨花「うん!楽しかった!」
おもえばこの時から既にお母さんは耐えぬこうとしてたんだよね……
お父さんから
「黒花。最近学校はどうだ?」
昔の雨花「普通だよ。」
何が普通だよ。散々人を傷つけておいて、それで学校楽しくないんでしょ?自業自得でしょ。
「今からが一番大事だからな。お前なら大丈夫だ。」
昔の雨花「うん」
でも、大丈夫じゃなくなるんだよね。
ほとんど自業自得で。
「ちゃんと勉強しなきゃダメよ!!!!」
「分かってるよ。うるさいな」
お母さんごめんなさい。お父さんから圧かけられてるのは知ってたけど、知らないふりをしてたの。ごめん
お母さんは知ってるなんて思わなかったかもしれないけど
小さいちっぽけな子供だけど
知ってんだ 本当に
ごめん
お父さんは自分を正しいと信じ込んで疑わない人だった。しかも自分のことを正しいと思っていることをお父さんは自覚してなかった。いつだって、お母さんがわたしに想って言ってくれた言葉も全否定されておしまい。わたしの意見じゃなく自分の意見でわたしの人生を進ませようとする人だった。わたしの好きなものや嫌いなもの、したいこと、したくないこと。他にもわたしが考えるべきもの、選ぶもののほとんどがお父さんは自分の思い通りにさせようとしていた。それをずっとお母さんに怒鳴るようにして言っていて、お母さんは本当に恐かったと想う。お母さんは、お父さんの意見とわたしの意見を尊重してあげたいという気持ちに板挟みにされ、わたしが小学校に行くようになる頃には精神をかなり病んでいた。そんなになるまでわたしのことを守ろうとしてくれた。お母さんはもうとっくのとうに自分を追い込めざる負えなかったんだろう。
だから……
「親と子供は平等じゃないの!!!!何で言うこと聴かないの!!!!」
「あいつとお前はそっくり。私の血なんて入ってないわよ。」
「お父さんが恐い……胃が痛い……」
「「お前さえいなければあいつと関わらずに済むのに」」
うん。それぐらいは言われる前から考えてたよ。
「「被害者ヅラすんな!悲劇のヒロインぶるな!あんたは自分を可哀想なキャラにしたいだけ!」」
わたしがいなかったら、お父さんとお母さんはあそこまで仲が悪くなかったかもしれない。それかもっと早くに離婚して、お母さんは実家に戻って自分の家族と一緒に暮らせてたかもしれない。お父さんももっと自由に人生を歩めてたかもしれない。学校の子たちも習い事の子たちも、わたしがいなかったら傷つく回数も減っていたはず。わたしは、わたしの人生は、
人を傷つけるために産まれたものでしかなかった。
自業自得のくせに、学校に居場所がないとか被害者ヅラして、不登校になって、今までしてた勉強もやめて、いつの間にかできなくなって、お父さんに医者になって欲しいと思われるほど勉強してたのに。
そして、わたしはお母さんの言葉に耐えかねて、お父さんの家に行った。
お金もあまりくれなかったから、ご飯が食べれなくなって、行ける高校もなくなって、今まで期待されてた将来もなくなって、自業自得だけど友達もほとんどいなくて、唯一いてくれた子の家に押しかけて、迷惑かけて、ご飯を食べても、味以外何も感じない。美味しさが分からなくなって、何も感情が湧かなくて、高校からはしっかりやろうと想ってたけどお父さんからも、できないことを強制され、わたしのやりたいことや意思がお父さんの思う通りじゃなかったら、完全否定。他にも沢山色んなことがあって、それで、耐えられなくなって、児相に行った。
お父さんは、前日揉めていた部活が原因で児相に行ったと想われたらしい。
お父さんにとってわたしはそんな簡単に親を児相に通報するような奴だと想われていたのか。
児相に連れていかれて、わたしは精神病院に入った。勉強しても、ほとんど頭に入ってこず、無理やり読むと、頭がめちゃくちゃになって砂嵐のような状態になる。だから勉強できなくなった。それを説明しても、お父さんは分かってくれなかった。退院後、高校を留年して続けるか、学校を辞めるか、お父さんと決めないといけなくなった。わたしにはもう、学校に行くこと自体がもう苦しかった。行こうと想っても頭痛や肩が重い重りを付けられているような感覚になって、行けなかった。それも説明したのに、お父さんは知ろうとすらしてくれなかった。
「「救急車に乗ってでも良いから学校に行こうとしろ」」
そして……
わたしが一度あの世に行こうとした時、
「「あいつが死んだら責任を取る」」
わたしの命は、お父さんが、人一人が責任を取れる程度の、その程度の命なんだね。
そして、この入院期間中他の入院患者さんから「いじめ」についての話に触れ、わたしは遅すぎるくらい遅くに中学の頃、ずっと変なあだ名で呼んでいた女の子のことをおもいだして、知り合いを通して謝罪文を送った。
ずっと変なあだ名で呼んでいたこと。
殺害予告のような手紙を書いたこと。
そして何度かやり取りして、その子に
「二度と関わりたくない」と言わせてしまった。
私が……殺そうとしたのは……
お母さんだった。
ここから先は、地獄だった。
自業自得という名の地獄が。
自分は取り返しのつかないことをしすぎて、もう謝ってもどうすることも出来なくて、親も友達だった人も傷つけ続けてしまって、本当にわたしは人を傷つけ続けてしまうことしかできていない。今までの人生もこれからも全て人を傷つけ続けてしまう人生だと気づいた時にはもう何も取り返しがつかなくなっていた。
後悔して、後悔して、後悔し続けて、
人を傷つけたらその人の生き方を変えてしまうとやっと気づいた。
だって、その人に傷をつけてしまったら、「この人みたいにならないようにしよう」「こういう人には近づかないようにしよう」そうやって性格を変えてしまう。そうやって人生をほんの少しだとしても変えてしまう。
人を傷つけてしまったらもう元には戻せない。
わたしがどれだけ誰かに罰を貰っても
例えば良いことをしても
「償う」なんてできない
償って楽になることすらもわたしは許されない
だからわたしは、ずっと大罪人。
そして、わたしは……お母さんが亡くなった翌日、あの世に来た。
お母さんの言った言葉とお父さんさんの言った言葉はわたしが生きる覚悟をしなくて良い理由になっていた。だって、あの言葉を言われたなら生きる覚悟ができなくても仕方ないって思われると思ったから。本当はそんなことないのも分かってるけど。でも、あの言葉をそういう風に受け入れた方が楽だった。でも、その言葉を言った本人が亡くなったらほんの少しだけ言葉の意味が薄れる。そうなったらわたしは生きる覚悟をしなくちゃいけない。だから、お母さんが亡くなった翌日に、わたしは────
死んだんだ。
でも、でも、
本当は
ほんの少しだけ被害者ヅラして良いのなら
それがほんのちょっぴり許して貰えるなら
お母さんとお父さんは仲良しでいて欲しかった。友達も……欲しかった。
離れて欲しくなかった。
制服を着て学校に行って放課後寄り道したり
先生に怒られたり褒められたり
文化祭したり
修学旅行ではしゃいだり
恋したり
勉強したり
成績が伸びなくて悩んだり
泣いたり
励まされたり
笑ったり
高校だって行けるものなら行きたかったよ
留年なんてすることなく
自主退学なんてすることなく
普通になりたかった
でもわたしはもうなれない。
もうとにかく疲れた
早く
消えたい。
もう罪とか贖罪とか責任とか戒めだとか全部投げ出して放り投げて楽になりたい。
そのためなら何でもやるって決めたんだ。
わたしが消えれば、わたしが傷つけてしまった記憶も痛みもなかったことになる。
全てなかったことにできる。
だからわたしは……
レブルキーを握りしめて────
雨花「神通力・【神魂滅裂】」
???「雨花さんーーーー!!!!」