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小さな神社

小さな神社

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2022年10月08日

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さっき、激しい雨が降った。

にわか雨だった。

すぐにやみ、少し気温が下がった。


出入口の石段に座り、外を眺める。

夕方にはもう乾いていた。

地平線は限りなく白に近い水色。

真上は深い紺色。

すっかり夜色をしている。

「どうしたの、そんなところに座って」

美子が中から出てきた。

「コマ兄ったらふらっと出て戻らないんだもの」

「ねぇ、美子」

ぼくは、今見て感じたことをそのまま口に出した。

「世界って、こんなに美しいんだね」


いつの間にかぼくの横に座った美子と見えるものについて話した。

「雲が白とグレーのコントラストがきれいだね」

「夕日でちょっとだけ黄色っぽくなってるね」

美子と過ごすと世界はさらに美しくなる。


しばらくすると、買物から女神様が帰って来た。

「まぁ、二人で何してるの」

女神様は楽しそうに聞いた。

「二人で世界の美しさについて話してました」

女神様もぼくの横に座った。


しばらく3人で空を見た。

見つけたものや感じたことを口に出す。

「夕方の空の淡い青色って儚くて素敵」

女神様はうっとり言った。

太陽は雲間から黄金色の光を放つ。


3人で見る世界はこの上なく美しい。

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