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#鬱展開
Mist-404
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mogyumogyuGemi
646
マスタークラウンとの戦いから数日。
能研本部では、ソウヤたちがそれぞれ訓練に励んでいた。
イレイダはソウヤの攻撃を軽く受け流す。
「……まだ甘い。」
「もう一回だ。」
ソウヤは汗を拭いながら構え直す。
「おっす!」
その時、訓練室の扉が開いた。
一人の女性が入ってくる。
「お姉様。」
「ただいま、帰りました。」
長い黒髪の少女。
鋭い目つきと凛とした立ち姿。
腰には一振りの刀。
ソウヤは初めて見る顔だった。
イレイダがソウヤたちを見る。
「紹介する。」
「能研のメンバーだ。」
少女は軽く頭を下げる。
「仭内 雛儀(じんない ひなぎ)だ。」
「よろしく。」
ソウヤも頭を下げる。
「俺は、一之瀬ソウヤ」
雛儀はニッと笑う。
「存じている。」
イレイダが話す。
「彼女は、かの有名な極道の天義組のご令嬢だ。」
イレイダと雛儀が話し込む。
「刹那さんが!」
雛儀は、応接室へ飛び込む。
そこには名取家の千藤院刹那がいた。
「雛儀さん。」
刹那は優しく微笑む。
「久しぶりですね。」
「はい!」
「元気でしたか?」
「ええ。」
二人は自然に笑い合う。
夢幻がソウヤへ小声で説明する。
「刹那さんと雛儀さんは遠い親戚なんです。」
「小さい頃から交流があります。」
ソウヤは納得したように頷いた。
その頃。
もう一人の来訪者が静かに玄関を開ける。
眠そうな目。
短めの髪。
小柄な少女。
「あの……。」
「ただいまです……。」
結衣が駆け寄る。
「小雨ちゃん!」
少女は小さく会釈した。
「醒ヶ井小雨です。」
「よろしくお願いします……。」
タジが笑う。
「めちゃくちゃ静かな子でござる。」
小雨は照れくさそうに俯く。
「人と話すの……少し苦手で。」
結衣が優しく肩に手を置く。
「大丈夫。」
「みんな優しいから。」
小雨は安心したように微笑んだ。
イレイダが全員へ向き直る。
「これで全員揃った。」
「改めて紹介する。」
「ソウヤ。」
「結衣。」
「タジ。」
「柚季。」
「アリス。」
「雛儀。」
「小雨。」
「……そして俺。」
「これが今の能研だ。」
ソウヤは改めて仲間たちを見回した。
(こんなに頼もしい仲間がいる。)
(俺も、もっと強くならないと。)
その夜――
マスタークラウン本部。
グランの前に一枚の資料が置かれる。
そこには能研メンバー全員の写真。
「新しい能力者が二人。」
グランは静かに資料を眺める。
「仭内雛儀。」
「醒ヶ井小雨。」
マランが資料を閉じた。
「能研も戦力を揃えてきたか。」
ペインは笑う。
「面白くなってきたじゃん。」
グランは立ち上がる。
「ならば次は、こちらも本気を見せる。」
その言葉に、その場の空気が一気に張り詰めた。
一方、能研。
誰も気付いていなかった。
本部の屋上から、一人の黒い影が仲間たちを見下ろいていた。
「……能研。」
「少しずつ駒が揃ってきたな。」
その人物は静かに姿を消す。
新たな戦いの幕開けは、すぐそこまで迫っていた。
コメント
1件
うわああ新メンバーきたぁああ!!🌸✨ 雛儀さんと小雨ちゃん、二人ともキャラがしっかり立ってて一瞬で好きになってもうた😭💕 雛儀さんの「存じている」って余裕ある返しとか、小雨ちゃんの「人と話すの…少し苦手で」って照れ笑いとか、尊すぎるんだけど…!! 一方でラストの屋上の黒い影、誰だよ!!震えるわ…次回が待ちきれない!