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はじめまして。もう会ったことがある人もいるかもしれませんけどぬみるです
作者のおすすめは一回このストーリーを読んでから、曲と一緒に流し読みすることです
今回はシリアス回ですが、次回はまったく違う種類となっています
このストーリーの注意事項(初回のみです)
・捏造の塊でしかないです
・基本的にrd中心です
・BLある場合があります(ある時はちゃんと注意事項に書くので注意事項はなるべくみてください)
・歌詞をとてもとても改変しまくってるので、ちゃんと歌詞がいい人にはあまりお勧めしません
ここら辺は作品詳細にありますのでいいと思います
今回の注意事項
・曲はエゴイストです
・時系列がぐっちゃんぐっちゃんです
・呪鬼、2&3含まれます
・えせ関西弁&口調分かりませーん&キャラ崩壊ですかね?
・少しばかり痛々しい表現が入っています
それを踏まえたうえででは、れっつごー
人生相談があんねん。…聞いてくれんか?猿…、いや、『先生』。
先生がいなくなってから、皆が変なんや。
皆、みんな猿のこと忘れてる。俺だって、猿との会話も、『あの夜』のことやってもう、忘れかけてる。
俺の一年間が全部別のことに塗り替えられているみたいな感覚がして気持ち悪い。
__こんな生活いやや…。
はやく帰って来いよ…、猿…ッ!
___
おもったら、『先生』に人生辛抱を話したのがあかんかったのかもしれん。
『あんなこと』になったのは俺のせいなのかもしれん。
あんとき辛かったからって『先生』がわかって、気づいてくれたからって甘えすぎだったのかもしれん。
家に帰ってからもずっと喧嘩しとる両親に、なんだか自分の生活が放棄されてる気がした。
自分が発端の癖に何もできなかった。
もう早退させてください。なんもおぼえとらんわ。
___
(真っ暗だ)
暖かい家庭を持って、面白い友達をもって、人望も高いなんて。
皆に愛されてるあいつの周りは、やさしくて暖かくて、オレンジ色に染まっているかのように見えた。
「らだお」
「らぁくん」
「らだ!」
そんなあいつの近くに俺がいていいのか?
暗くて、役立たずで、才能もない俺が近くにいたら、あいつにとって…。
…考えすぎなんだろうとおもっていたのに、月日がたっても、あいつと距離を開けても、縮めても、いつまでも消えずに付きまとってくる苦しみ。
あいつのせいでこんなに苦しいなら、あいつなんかいなくなってしまえばいいのに。
自分がただ悩んでいたことをあいつに擦り付ける俺はやっぱり最低だと思った。
でもあの時は、少し不気味でどこか優しく世界を包んでいた夜に、あいつが消えることを願った。
「…おやすみ」
昔の願いごとを、なんで今まで思い出すことがなかったんだろう。
「おやすみ」
なんで今まで、おかしいことに気づかなかったんだろう。
「おやすみ」
もっと前にあいつにあって、やり直したい。…そうすれば。
「おかえり」
でももう、手遅れだ。
真っ暗な視界の中で、何かと目があった気がした。
___
自分は今何をしてるんだ。今自分が持っているこの鎌はなんなんだ。
べったりと赤い液体が着いた鎌を、真っ赤に染まった自分の手が握りながら、目の前の誰かを追いかけている。
感情的に動くからだと相反して、感情と思考がぼんやりと薄れていく。
廊下から香る鉄のにおいがツンと鼻を刺激して、気分が悪かった。
「バイバイだ」
勝手に動いた腕が、相手の首元を目掛けて振り下ろされる。
大事なはずの生徒を、止まらない体は鎌で傷つけているのに、自分はどこかでこれを楽しいと思っている。
早く、俺から逃げてくれ。もういいだろ?手遅れなんだ。遠くへ逃げてくれ。
久しぶりにあったあいつのことも、生意気な子供達も、もう傷つけたくない。
俺はもう後戻りできないんだ。後先だってない。
ぐちゃ、と生々しい感触が鎌越しに伝わってきたのが、気持ち悪いと思った。
___
「らだ…?」
衝動的に走り出す体は、周りにとっては正解なのかもしれない。
ぴたりと不自然にとまったらだおは、こちらを見てゆったりと微笑んだ。
風が吹いて、首に巻いていたスカーフが揺れる。
誰よりも、会いたくなかった。
あの夜を越えてから、おかしくなってしまったらだおには。
震える手で拳銃を握る。
「できないよ…らだ…」
「できるだろ?」
もう引けないんだ。
もう、引いちゃいけないんだ。
俺は、らだおにむけて銃を撃った。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
とても微妙な終わり方をしましたが、私的にはこれはこれで好きなので…、ま、いっかですね。
呪鬼3で二番目の歌詞もかきたいな…と思っています。