この作品はいかがでしたか?
400
この作品はいかがでしたか?
400
PM 16:00
紫「霊夢、貴方…」
霊夢「ええ、やつの力が以前より強くなってる…」
紫「っ、」
紫「あの子を責めるつもりはないけれど」
紫「もっと早く気づいていればよかったわ」
霊夢「そう、ね…」
霊夢「(ごめん、魔理沙)」
PM 22:30
~魔法の森 魔理沙の家~
魔理沙「Zzzzz…」
??「起きろ」
魔理沙「うん?」
魔理沙「…気のせいか」
??「さもなくば」
魔理沙「!?」
魔理沙「なんだ、今の…」
コンコン
魔理沙「…誰だ?」
レミリア「私よ入っていいかしら?」
魔理沙「レミリア?いいぞ」
レミリア「夜遅くにごめんなさいね、魔理沙」
魔理沙「いいけどどうした?」
レミリア「不吉な運命を見てしまったの」
魔理沙「不吉な、運命…?」
レミリア「ええ、」
魔理沙「は?」
レミリア「妙な胸騒ぎもするから一応伝えに来たのよ」
魔理沙「…霊夢の所に行ってみる」
レミリア「・・・。」
レミリア「私もいいかしら?」
魔理沙「あぁ、」
レミリア「咲夜を連れてきておいてよかったわ」
レミリア「咲夜、お願いできる?」
咲夜「もちろんです、お嬢様」
PM 22:30
~博麗神社~
霊夢「っ、うぅ…」
霊夢「(まずい、痛みが酷く…!)」
霊夢「視界が歪んで、立ってられない…」
霊夢「。。。(lll __ __)バタッ」
咲夜「着きました!」
霊夢「(うっ、誰か来た…?)」
魔理沙「霊夢!?」
レミリア「倒れてる!?」
魔理沙「おい霊夢、しっかりしろ!」
霊夢「まり、さ…?」
レミリア「咲夜、すぐ永遠亭に!」
咲夜「はい!」
PM 22:35
~永遠亭~
咲夜「誰かいない!?」
優曇華「咲夜?」
レミリア「夜遅くに失礼するわ」
レミリア「永琳はいる?」
優曇華「…霊夢!?」
魔理沙「頼む…」
優曇華「呼んできます!霊夢をそこのベッドに」
PM 22:40
~永遠亭 病室~
永琳「・・・。」
紫「霊夢…」
魔理沙「紫、来たのか」
紫「霊夢は?」
永琳「彼女達に話していいの?」
紫「っ、」
レミリア「複雑な事情がありそうね」
紫「ええ」
紫「これは貴方達にとって辛い話になる」
紫「特に魔理沙、あなたにとって」
魔理沙「!?」
紫「それでも聞く覚悟はあるかしら?」
魔理沙「っ、」
怖い…
その時私の脳裏によぎってしまった…
魔理沙「聞かせてくれ」
紫「…わかったわ」
紫「以前幻想郷を支配しようと外の世界からやって来たものがいたの」
紫「奴の力は強大で私には手が負えないほどだった」
レミリア「紫の手に負えない相手…」
紫「ええ、そいつを霊夢が退治したの」
紫「でも…」
魔理沙「!?」
紫「そして日に日にそいつの力は強くなり霊夢の体を蝕み始めた…」
紫「奴はそれだけじゃなく霊夢の霊力も奪っているわ」
魔理沙「なっ、それじゃ霊夢は…!」
レミリア「霊力は巫女にとって生命力そのもの」
紫「ええ…」
紫「奴をどうにかしない限り霊夢は」
魔理沙「なんでだ…」
紫「魔理沙」
魔理沙「なんだ?」
紫「前から言おうと思っていたのだけど」
紫「霊夢から魔理沙から告白をされたことは聞いたわ」
紫「でも貴方はもう人間じゃない」
魔理沙「っ!?」
紫「霊夢は人間よ」
紫「今回のことがなかったとしても貴方よりも先に死んでしまう」
紫「それでも一緒にいる覚悟があるかしら」
紫「彼女を失っても平気でいられる?」
魔理沙「それは…」
…考えてなかった
霊夢が好きで
ただそれだけでいいと思ってた
忘れていた、自分が人間をやめたことを
魔理沙「バカだ、私は…」
紫「!」
魔理沙「でも、今は霊夢を助けてやりたい」
魔理沙「あいつを失うのは嫌だ!」
紫「わかったわ」
そうだ、今考えることじゃない
後で考えることだって出来るんだ
霊夢「うぅ…!」
怨霊「そろそろかな♪」
怨霊「ついでに君の大切な人にも憑こうかな?」
霊夢「それだけはやめて!」
怨霊「ふふっ♪」
怨霊「じゃあ君の霊力を一気に根こそぎ貰おうかな?」
怨霊「それならあの子に憑くのはやめてあげるよ」
霊夢「っ…!」
…む、霊夢!
霊夢「!?」
魔理沙「霊夢、しっかりしろ!」
霊夢「魔理沙…?」
魔理沙「汗がすごいしうなされてたから…」
魔理沙「…紫から全部聞いたのぜ」
霊夢「っ!」
魔理沙「私がなんとかする、だから…」
霊夢「待って!」
霊夢「いいの、何もしないで」
魔理沙「霊夢、お前…」
霊夢「あいつが言ってきたの」
霊夢「アンタのことも狙ってる」
魔理沙「!?」
霊夢「だから…」
魔理沙「ほっとけってか?」
霊夢「ええ」
魔理沙「そんなこと」
霊夢「っ!?」
魔理沙「私は憑かれてもいい」
霊夢「だめよそんなの、」
魔理沙「霊夢を失う方が嫌だ!」
魔理沙「目の前にいる大事な人も救えないなら死んだ方がマシだ」
霊夢「魔理沙…」
魔理沙「だから私を頼ってくれ」
魔理沙「今度は私がお前を助ける番だ」
魔理沙「霊夢があの時くれた優しさを」
魔理沙「私が返す」
霊夢「っ!」
魔理沙「絶対助けてやる…」
霊夢「うっ…泣」
霊夢「魔理沙、まりさぁ…泣」
魔理沙「私は…」
~To Be Continued~
10話終了です…
作るの結構時間かかった…
次もお楽しみに!
コメント
5件
霊夢生きろぉぉぉぉ!!!! 魔理沙も生きて!!!!(?) てか霊夢が亡くなったら魔理沙もそうだけど紫が1番落ち込みそう…… 紫は博麗の巫女が亡くなったのを沢山体験してるけど、やっぱり辛いのには変わりないからな…… もちろん魔理沙も絶対辛いと思う