TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

君が好きです

一覧ページ

「君が好きです」のメインビジュアル

君が好きです

17 - 君が好きです #16

♥

17

2024年04月23日

シェアするシェアする
報告する


赤葦とデートをした日から1週間が経ち、今でも変わらずのまま。


今日も相変わらず赤葦からのアプローチにドキドキしてしまう。

そして今授業が終わって、現在部活へ───


雪絵「───それで、赤葦とのデートはどうだった?✨」

雀田「私も聞きたい!✨」

瑠璃「ど、どうと言われましても…/////いつも通り…?でしたかも…/////」

雪絵「えぇ!詳しく聞かせてよ〜」

瑠璃「んー…帰りの最後に、赤葦がまた私に…/////その…/////好きって…言ってくれて…///////」

雀田「赤葦って大胆だね〜!笑てか顔真っ赤笑」

瑠璃「ッ好きって気付いたので…////…いや、認めたくなかったんだと思います…笑」ニコ

雀田「瑠璃ちゃん…でもさ!気付けたことはいい事だと思わない?」ニコ

瑠璃「いい事…」

雀田「だって、自分の事を好きでいてくれる人を好きになれたんだもんそれに気づけてなんだか嬉しくない?」ニコ

雪絵「私も〜なんかさ、好きになれて良かったって思う!」ニコ

瑠璃「…笑ありがとうございます先輩!」ニコ

雪絵・雀田「〜!//✨瑠璃ちゃんかわいすぎ!!」((ぎゅ







「お疲れ様でした〜!/でした!」





赤葦「天宮一緒に帰ろ」

瑠璃「あ、うん…!」







瑠璃「今日も調子良かったね笑」

赤葦「うん、絶好調だった」

瑠璃「木兎先輩も木葉先輩も、皆調子良かったね、ほんと、皆楽しそうにやってたなぁ笑」

赤葦「うん、楽しいよ笑」

瑠璃「…笑私、マネージャーになって良かった!ありがとうね赤葦!」ニコ

赤葦「…!/////こちらこそ笑マネージャーになってくれてありがとう笑」ニコ

瑠璃「ッ//うん…//あ!じゃあまたね!!/////」

赤葦「…あ───」

そうだ、もう少し距離を詰める方法試してみよう。

木葉先輩に教えて貰った───


木葉「瑠璃ちゃんと距離を詰めたい?」

赤葦「はい、どうすればいいかなと」

木葉「んー、積極的に行くとか?例えば───苗字で呼ぶんじゃなくて、下の名前で呼ぶとか」ニコ

赤葦「なるほど、下の名前で…」

木葉「まぁ、頑張れよ!応援してるからよ!」ニコ







赤葦「瑠璃!」

瑠璃「…?!!」

赤葦「…あのさ、瑠璃って呼んでいいかな?もっと距離を近付けたらなって…」

瑠璃「…笑いいよ、下の名前で呼んでも笑」ニコ

赤葦「…!いいの?」

瑠璃「うん…笑赤葦がそう思ってくれてるから…笑」

赤葦「良かった…笑急に呼び止めてごめんね、じゃあまた明日」ニコ

瑠璃「うん、また明日…!」ニコ



いつも通り過ごして、いつも通り寝て起きて学校に行く。

でも、彼にちゃんと好きと言える事が出来ないまま、後悔し続けて数日が経ち。

放課後。

今日は部活がないため、直ぐに帰ろうとしたが

私は1人の女子に呼び出され、空き教室に───


瑠璃「えっと…話ってなんですか?」

モブ女「あのさ、アンタって赤葦くんと付き合ってんの?」

瑠璃「へ?!/////つ、付き合ってないです!!/////」

モブ女「そお?じゃあ良かった笑」

瑠璃「…?」

良かったって何?

モブ女「じゃあ私が取っても良いよね?」ニコ

瑠璃「…は?」

モブ女「だって付き合ってないんでしょ?だったら取っても文句言わないでよね?笑」

瑠璃「ま、待って!それってつまり───」

モブ女「まだ分かんないの?笑私赤葦くんの事好きなの、だから良いでしょ?あ、赤葦くんには近寄らないでね?私に意識して貰うようにアプローチしたいから」

瑠璃「ちょっとまってよ…!」

それって、話したりもダメなの?

頭が追いつかないんだけど…私だって…私だって!赤葦の事好きなのに……


でも、彼は私の事好きって言ってくれて、私は言ってない……これじゃあ取られても文句言えないじゃん…絶対嫌だ…

モブ女「なに?まだ文句あんの?笑いい加減諦めろって言ってんの…!」

そう言って彼女は私の肩を強く押し私は後ろの壁にぶつかった。

瑠璃「いっ…!?ッッ…私は…まだ言えてないのッ…」

モブ女「はぁ?笑どうせあんたなんか捨てられるでしょ笑」

瑠璃「ッ…」



その頃赤葦では───



職員室

赤葦「失礼しました」((ペコ


先生に頼まれたプリントを職員室まで持ってったけど、意外と早く終わって良かった…瑠璃今何処にいるかな…早く教室に行こっと




「───!!」

「───…」

赤葦「…?この声…瑠璃?」

空き教室から瑠璃の声が聞こえる…でも誰かと話してる?

でもなんで空き教室?


教室のドアが少し開いていて、そこから覗き込むと、同時に瑠璃が女子に肩を押されて壁にぶつかった瞬間を見た。

赤葦「…!!」

やばい助けなきゃ…


モブ女「とっとと諦めろって言ってんの!」

瑠璃「私は…まだ言ってないの…」

モブ女「アンタなんかすぐに捨てられるでしょ笑」



赤葦「捨てる…?誰が…?てか、誰の話なんだ…?」((ボソッ



瑠璃「そんな事…ない!赤葦は…言ってくれたのに…私の事好きって…!!」


赤葦「…瑠璃」

俺の話…



モブ女「はぁ?笑もしかしたら嘘かもしんないのに?それに…信じてるのもバカじゃん笑」

瑠璃「信じちゃうよ…笑だって…何も価値が無くなって、好きだって言ってくれたのに…捨てられた私に…何も無い私に…アイツは好きって言ってくれたんだもん笑だから…譲れない」

モブ女「ッウザiイんだよ!」

彼女の手が私の頬を叩いた。

ヒリヒリとして、痛かった。

でもここで引き下がったら絶対後悔する

だから、下がるなんてしない

瑠璃「私はッ…アイツの事がッ…赤葦の事が好きだからッ…!!」

モブ女「ッッ…!!!ふざけんなッ───」

また、叩かれる…

目をつぶって居ると、誰かに抱き寄せられ他感覚があった。それに、痛くない…

モブ女「な、んで!」

瑠璃「ッ……赤葦?」

目を開けると、赤葦が居た。

彼女の手は赤葦が止めてくれていた。

守ってくれた…?

赤葦「なにしてるの…?」

いつもの声のトーンじゃない…怒ってるの?赤葦

モブ女「これ、は…」

瑠璃「あ、赤葦…!あの───」

喋ろうとしたら抱き寄せられていた手で口を塞がれた

赤葦「瑠璃になにしてるの…?」

モブ女「ご、ごめんなさ───」

赤葦「謝っても、瑠璃を叩いた事は許さないから」

赤葦は「行こ」って言って私の手を引いて女の子を空き教室に置いていった。



そして、私たちは空き教室から出て、保健室へ

何度声をかけても赤葦は反応しなかった。

ただ無言でいるだけだった。


保健室に着き───


瑠璃「あ、赤葦…怒ってるの…?」

赤葦「……怒ってないって言ったら嘘になるかな」

そう言いながら私の頬の手当をしてくれた。

瑠璃「…ありがとう赤葦…助けてくれて」ニコ

さっきの聞かれちゃったかな…聞かれたとしても…どうすれば…

言いたくなかったのに…でも言いたかった、だとしてもこんな形で知らされるなんて最悪すぎる…


赤葦「…!」

瑠璃の手…震えてる…


瑠璃「あ、赤葦用事は終わったの?」

何とか話さなきゃ…

なんとか………

赤葦「…あ、うん終わったから教室に行こうとしたら瑠璃の声が聞こえたから…」

瑠璃「…!そっか…」

この流れ…絶対聞かれた…ッ

赤葦「…瑠璃」


下を向いてる私に優しく、何時もの声のトーンで話しかけてくれた。

そして、私の手の上に彼の手が重なった。

私は思わず顔を上げると

赤葦は膝を着いて私を見上げて視線があった。

瑠璃「あ、赤葦───」

赤葦「瑠璃、俺この間も言ったけど瑠璃の事ずっと好きだから、捨てるなんてしない。ずっとこの気持ちは変わらない。俺は瑠璃が好きだから、だから1人にはしないよ」((微笑み

瑠璃「…ッッ泣/////」

赤葦「ぇッッ…ご、ごめん泣かせるつもりじゃ…ッ(焦」

瑠璃「ち、違うのッ泣嬉しくて…ッ泣こんな私を好きって…言ってくれてッ…!泣//」ニコ

赤葦「ッッ…好きだよ、大好きッ」

そっと彼は優しく抱き締めてくれた。


もっと早く言えてればよかった、こんなにも優しい彼を待たせてしまっていたんだ、でも、こんな私を待ってくれた彼の事が、好き

やっと、彼に伝えられる

瑠璃「ッ私も…//好きッ//笑泣」((微笑み

もう怖くないと思った。

赤葦「…!//やっと……ッやっと聞けたぁ…//笑」

瑠璃「ごめんね、言えなくて…//泣」

赤葦「いいよ、今こうして言ってくれたから笑」ニコ

そう言って私の涙を拭いてくれた。


瑠璃「…/////シップ貼ってくれてありがとう…笑」

赤葦「いいよ、これくらい笑でも、すぐに助けに行けなくてごめん…もっと早く行けば叩かれなかったのに…」

瑠璃「ううん、大丈夫笑助けてくれたから…笑それに、もしかしたらそこで選択が違かったらきっと、まだ赤葦に好きって伝えられなかったと思うの…笑」

赤葦「…そっか笑でも…瑠璃には痛い思いして欲しくなかったな…笑」

瑠璃「…笑赤葦は本当に優しいね笑」ニコ

赤葦「そうかな?…瑠璃だけだと思うよ?笑」

瑠璃「え?」

赤葦「だって、好きな子には優しくしたいからね笑」

瑠璃「赤葦───」

彼の手が私の頬をなで、次の瞬間唇が重なった。


赤葦「…笑かわい笑」

瑠璃「なッ!?/////」


顔が赤くなって、胸の鼓動も早くなっている事は彼には、赤葦にはきっとバレてるのかな?



𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝

この作品はいかがでしたか?

17

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚