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久しぶりに岩本と飲んだ。
酒の席では先生じゃなく、同じ大学の先輩後輩の間柄に戻る。
俺は薬学部、岩本は敎育学科
学部は違ったがサークルが一緒でウマが合った。
どんなサークルかって?
ヤリサー
うそうそ(笑)
実はラーメンサークル
キャンパスでサークル勧誘中、偶然通りかかった男に声を掛けた。
「いや、俺はラーメンの炭水化物より、鶏肉や卵を食べてて」
そんな事で諦めさせようだなんで無理な話!
ちょろそうな男を話術によって説得した。
「ラーメンっても多種多様色々あんのよ。トッピングも卵や鶏チャーシューだってあるし、お前でも絶対ハマる味あるって、よしっ今日はイチオシの店に連れてってやる!」
俺はあまり酒が強くないからマイペースで飲み、岩本は豪快に浴びる程飲んでいた。
酔うと大学時代に戻るのか?
「俺を捨てて行かないで下さい」
俺に縋り付いて泣きついている。
「今一緒に働いてるし、捨てないって」
付き合ってもいないんだからさ…
俺は大学院まで進み卒業後は、製薬会社の研究員として就職をし、岩本とはそれっきり会ってはいなかった。
1日の大半を研究室で過ごし、家に帰ってきても寝付けないし、休まらず職場と家の往復だった。お金は貯まっても当時の俺は、使う暇さえなかった。
5年経過して限界に達した。もうお金は沢山貯まったし、のめり込んでいた研究は一段落し、思い残す事がなかった。
辞職するならここだ。辞表を上司に突き出して綺麗さっぱり退職した。
ここからしばらくニート生活だった、金はかなり貯蓄があり困っていない。
このお金をどうやって使おうかと考えたら、後先考えずにパッと使ってみたかった。
ギャンブルしてみたり、ショップで買ってみたり、高級な店で食事、キャバとか、どんどんお金は減っていくけどストレス発散になって高揚感が生まれた。
気が付くと貯金が減り始め、何度も預金通帳を見てしまう。金額を数えてみる「0」の桁少ね〜
「働くしかないかだるいけどさ」
大の字になって、いざ今後の事をようやく考え始めた時
ピコン
スマホの通知音が鳴った。
んなんだ
なんとなくスマホを手にとって通知をタップし届いたメッセージ見る。
先輩お久しぶりです。
今度、飲みに行きませんか?
久しぶりに後輩からのメッセージだった。
今まで連絡取ってなかったのに、どういった心境状況だったのだろう
でも俺も久々に会いたかったから返事を返した。
会ってもいい、場所日時は決めておけ
いいんですか先輩
俺がまだ製薬会社の研究員だと思ってたんだろうな
今ニートだから
先輩製薬会社辞めたんですか?
ストレスで
仕事探してますか?
これから探そうかなって
すると後輩が務めている聖桜学園へ来ないかと誘ってきたのだった。
養護教諭募集してるんで是非先輩に
養護教諭の資格も所持してたし、募集中なら受けてもまあいっかなと軽い気持ち
薬学部の頃、手当たり次第に資格を取っていた。将来役に立つかなと思って、そこからは色んな資格を取ることにハマってた。岩本に言われるまでそんな事忘れてた。
とまぁトントン拍子で採用されて、今は自堕落な養護教諭、わかりやすく言えば保健の先生な
ネットでショッピングサイトを見ていたら
新作バッグいいねぇ
買おう
ニート時代、お金を使う快感を覚え、残高が少なくなって、ギャンブルや酒には手を出さなくなったが、未だに買い物だけはまだ辞められずにいた。