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春千夜嫌われ
三途視点
今日の竜胆はなんかおかしい、走りながらそう思った。
なんて言うんだろ、優しい…?
まあ、今はそんなこと考えずに任務に全うしよう。
少し走ってると大きな扉が見えた。
多分この中に入るとユダがいる。
入らなくてもわかった。
扉を力強く開け、竜胆は銃口を、俺は刀を鞘から抜き、戦闘態勢にはいった。
「もうここまで来やがったか…!!」
「俺らの命令に従えば軽傷で済ませてやるよ。」
竜胆が片方の口角を上げながら言う。
俺は何も言わずに刀を持って立っていた。
「誰がてめぇらの命令なんて聞くかよ!!」
「チッ…」
バンッ
俺は竜胆の方を見て確認し、刀を持っていない手で懐から銃を出し上にある電気を目掛けて2、3発打った。
あっという間にそこは真っ暗になった。
相手はいきなりの出来事で混乱したのか焦っていた。
俺らは相手の背後を取り、首に手をまわし、確実に締めた。
良く暴れたものなので、自分が持ってる武器で少し痛め付け静かにさせた。
気絶したユダを車の中に放り込む。
今日の仕事はここまで20分しか経ってないが、何故か長く感じた。
どうしてだろうか?
そういえば、ロッカーに入ってた時いい匂いしたな。
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