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#異能力
りんご夫人🍎
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みむら
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オレの誕生日祝ってくれる2人っきりで
やっぱこれはデートになるのだろうか
デートの服ってどんなの着ればいいんだ。
流石にスウェットやパーカーはなしだよな…
どーすればいいんだよぉ
デートの服装を調べてみるが、フワフワキラキラでオレには眩しすぎた。
今まで出会った事がないカラフルなカラーの洋服
小さな頃から着ていれば、慣れてて抵抗ないんだろうな、こんないかにも女子が着てそうな
オレが着た女の子らしい服装って、考えた末姫衣装しか浮かばなかった。
紺色のブレザーにスカート、ワイシャツに胸には緑色のリボン普通に制服と言われれば制服だ。
しかもだ
前に姫衣装のまま授業受けた事もあったんだよな。
今思えば恥ずかしすぎだ。
あの時はどうかしてた。
悩みすぎて、オレには服装を決めることが無理だった。
悩んだ挙句、オレは保健室へ向かった。
ドアを開けると
今日は、深澤先生と岩本先生が小さなテーブルで揃ってお茶を飲んでいた。
やっぱりいい!脳内でオレの推しCP
絶対に口が裂けても言えないけどな
「お前ノックくらいしろ」
いつもの丸椅子に脚を組んでいた深澤先生がオレを睨みつけた。
「あー深澤先生ごめん!考え事で頭いっぱいでさ」
「何に頭いっぱいなんだ?身体を動かせば解消するぞ」
ガタッ
小さなテーブルに置いてある茶菓子に、手を伸ばそうとしてたが、ピタリと止め岩本先生が椅子から立ち上がった。
「それお前だけだから」
深澤先生は、岩本先生に言葉だけのツッコミを入れていた。
「実はー」
オレは思いきって紆余曲折ありつつ、会長と恋人関係となり誕生日にデートの約束をし、今服装に悩んでいる話をした。
「って訳でどんな服装にすればいいかオレわかんなくて」
「はーぁ?服装そんなの適当でいいんだって、どうせ身体目当てだろ、男なんてピーするしか考えねーから、服装なんてどーでもいー訳、脱がせやすいのでいいんじゃねー」
「深澤先生っ!駄目ですって💦」
えーーーっ
「佐久間ドン引きですよ、深澤先生の事は参考にしなくていいから、全てそういう男だけじゃないし」
「だからそーだって、あいつだってムッツリなだけでYSPしそーじゃねー」
「いやいやいや違う違う!深澤先生の意見を鵜呑みにしないでくれ、そーだ服装だよな。相手の好みがわかればそれに合わせたりとか、でも一番は俺の為に普段よりオシャレしてくれたんだなってわかれば、それが嬉しいかな」
「そうかぁ」
俯き眉間にシワを寄せた。
「男が着れない服装をするとか」
「なるほど」
オレは感心していたら
「男が着れない服装って何ですかぁ〜岩本先生教えてくださいよぉ」
深澤先生がゲスな笑顔を浮かべて、岩本先生へ質問していた。
「それはやっぱりワンピースとか、スカートとか、リボンとか付いてるのが///」
モジモジ照れながら話してくれた。
さすが可愛い物好きな岩本先生である。
「スカートならミニスカートは止めとけよ」
「何でだ?」
「そんなもん生足+パンチラで堪らなくなって、襲ってくるって」
「お、襲って!?」
オレは生徒会室での事を思い出し、頰が赤くなってしまった。
「深澤先生さっきからエロばっかで…」
「いーんだよ、前にお前には話したけど、
佐久間に現実を教えてやる」
いつも冷静な深澤先生が突然大声で話し出し、ビクッと驚いてしまう。
「いいかよーく聞け、ab製薬の社長はなー【早く跡取り】をって思考なんだし、付き合ってたとしても、将来のお眼鏡に叶った見合い相手と強制的に結婚し、お前は愛人ポジションか、もしくは不要な存在としてポイ捨てされるかもしんねーんだから」
お茶をゴクリと飲んでからまだ、深澤先生によるマシンガントークは続き
「お前は、貧はあっても品がなく、口調は乱暴、学園理事長の親戚だけはまあまあ良いが、ほぼ不釣り合いで異質な存在な訳、それでも付き合いたいから、色んな可能性を考えておけよ。いつどーなっても良いようにさ」
(…そうだった。会長って大企業の御曹司…一緒にいるとつい忘れてしまう。別世界の存在なんだよな)
ぐうの音も出ない
暗い顔になってるオレに岩本先生は励ましてくれたが、今のオレの胸には響かなかった。
跡取りって事は当然結婚したら
そーゆう事をして
新しい家庭を作るって事なんだよな。
会長がオレ以外の人とって考えたら、
嫌だな…やだっ
「ふ…ぐっ」
視界が歪み始める。
「佐久間っ泣かないでくれっ、深澤先生さすがに酷い」
「諦めるかどうか早い方がいい、それに、お前はいつここを去るかもわからないんだし」
「そうだよな…」
家でも学園でも
性別で除外される存在なんだ。