狐の窓

狐の窓って知ってるか？

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類　どうしたんだい急に。 頭を打ってしまったんだね、痛い痛い

司　打ってない……‪ 冬弥と彰人が狐の窓をしてから行方不明になっているとの事だ

類　狐の窓……あれは遊び半分でやることじゃないのにね

司　遊び半分でやることじゃない…？

類　嗚呼、狐の窓はこちらだけが幽霊などを見える訳では無いんだよ。幽霊や妖怪達も、こちらを見えるようになる。それで攫われた可能性があるね

司　俺達もそれをやれば彰人達を助けられる可能性があるのか？

類　可能性はあるにはあるんじゃないかな。

司　……やるか？

類　僕はおすすめしないよ。あの2人に会えるかは確定じゃないしね。

司　だが可能性はあるんだろう！類！

類　……仕方ないね。やろうか。

司　本当か！？じゃあやり方を教えてくれ！

類　分からないのに言ってたんだね……

司　嗚呼！とりあえずやり方を調べようか！

類　僕は知ってるよ。司くんとは違うからね

司　そうなのか！どうやるのか教えてくれ！

類　まずは両手とも狐を作る、その後に、自分から右手の甲を見えるように、左手の甲は見えないように重ねる。

司　これで完成か！？

類　違うよ。その後、右手の中指と薬指が右手の小指の方に行くように開く。左手も同じように開く、これで狐の窓は完成。

司　これで完成か！意外と簡単だな！

類　その後に、化生のものか、魔性のものか、正体を現せ　と、3回唱え、その後に狐の窓を覗く

司　なにか意味があるのか？

類　妖怪か、悪魔か、姿を現せという意味だね

司　なるほど……とりあえず唱えればいいんだな！

類司　化生のものか、魔性のものか、正体を現せ

類司　化生のものか、魔性のものか、正体を現せ

類司　化生のものか、魔性のものか、正体を現せ

司　ｯ！？

類　東雲くんに青柳くん…？

司　あれは……俺達か……？

類　……司くん、あれは九尾の狐だね。

司　九尾の狐……？

類　嗚呼、あの2人を手に入れるために僕らに化けている。

司　……彰人達は帰ってこられないのか？

類　九尾の狐に狙われてる場合は帰れない可能性が高いね。

司　……彰人達を助けに行こう

類　まずは僕らもあっちに行かないとだけどね

司　そうだったな…