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#衝撃のラスト
山根利広
506
#バイオハザード
SOMAMON7A
159
にょーん
250
設定資料「地獄の均衡」
現在の地獄は、かつてないほど平和である。
その理由は二人の存在。
一人は、地獄の統治者――閻魔。
もう一人は、閻魔の協力者――古流斬。
閻魔が地獄全体を統治し、古流斬が召集されればどんな事件にも対応する。
そのため、大きな反乱や犯罪はほとんど起こらない。
悪魔たちは口をそろえて言う。
「悪事を働けば閻魔に知られる。」
「閻魔に知られたら、古流斬が来る。」
それだけで悪事を諦める者も少なくない。
しかし、この平和は決して絶対ではない。
もし閻魔か古流斬、どちらか一人でもいなくなれば、地獄の均衡は大きく揺らぐ。
犯罪や争いは今より増えるだろう。
それでも、地獄が完全な混乱に陥らない理由がある。
その理由は――傲慢。
かつて最強と恐れられた七つの大罪の一人。
現在は弱体化しているものの、その存在だけで他の悪魔たちは軽々しく暴れられない。
だが、傲慢が地獄で静かにしている理由は、力を失ったからだけではない。
傲慢は古流斬に興味を抱いている。
初めて自分を打ち破った人間。
世界の理を超え、「曖昧」という能力を生み出した唯一の存在。
そして酒呑童子を討ち取った英雄。
傲慢は古流斬を敵として憎むよりも、一人の存在として観察することを選んだ。
「今は暴れる時じゃない。」
「古流斬がどこまで進むのか、この目で見届けたい。」
その思いがある限り、傲慢は自ら地獄の均衡を壊そうとはしない。
結果として現在の地獄は、
閻魔の統治。
古流斬という抑止力。
そして静観を選んだ傲慢。
この三つの要素によって、危うい均衡の上に平和が保たれている。設定資料「閻魔が最も恐れる戦い」
現在の地獄には、誰も口にしない禁句がある。
「古流斬と傲慢が、本気で戦うこと。」
この二人は規格外の存在である。
古流斬は世界の理を超えた人間。
傲慢は最強と呼ばれた七つの大罪。
もし二人が本気でぶつかれば、戦場になるのは地獄そのもの。
山は砕け、大地は裂け、地獄そのものが崩壊しかねない。
その戦いに割って入れる可能性がある者は、酒呑童子くらいしか存在しない。
しかし、その酒呑童子もすでにいない。
つまり現在、この二人の戦いを止められる者はいないのである。
だからこそ、閻魔は最も恐れている。
古流斬は味方だ。
命令にも従い、地獄を守るために戦ってくれる。
だが、もし傲慢が本気で古流斬へ挑めば話は別だ。
古流斬も本気で応戦する。
そして二人が全力を解放した瞬間、被害は地獄全域へ広がる。
勝敗以前に、地獄そのものが耐えられない。
だから閻魔は常に二人を直接ぶつけないよう動いている。
幸いなことに、傲慢は古流斬へ敵意よりも興味を抱いている。
古流斬も、閻魔から命令されない限り自ら傲慢へ手を出すことはない。
その絶妙な均衡が保たれているからこそ、地獄の平和は維持されている。
もし、その均衡が崩れた時――。
地獄史上最大の災厄が始まると、閻魔は考えている。
コメント
1件
うわー、これは深いですね。「地獄の均衡」ってタイトル通り、閻魔・古流斬・傲慢の三者の絶妙なバランスで平和が保たれてる構図がすごく面白い。傲慢が古流斬に「敵意より興味」を持ってるっていうのがポイントで、そこが崩れたら一気に地獄が終わるって緊張感がたまらない。酒呑童子がもういないっていうのも重いですね…。設定資料って形なのに、物語の行方が気になって仕方ないです。