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#衝撃のラスト
山根利広
506
#バイオハザード
SOMAMON7A
159
にょーん
250
短編「閻魔の本音」
閻魔の執務室。
部下から報告を受けた閻魔は、小さく息をついた。
「……何事もなく終わったか。」
「はい。」
「古流斬様も現世へ戻られました。」
閻魔は椅子にもたれ、苦笑する。
「まったく。」
「あの化け物が味方で、本当によかった。」
部下は驚いた表情を見せる。
「閻魔様でも、そのように思われるのですか?」
閻魔は静かに頷く。
「ああ。」
「もちろん、わしも強い。」
「そこらの悪魔に負けるつもりはない。」
少し間を置いて、苦笑した。
「……だが、あいつを見ていると自信をなくすよ。」
「世界の理を超えた人間など、本来いてはいかん。」
「しかも本人は、その異常さをまるで自覚しておらん。」
部下は思い出したように言う。
「先日も強欲を素手だけで圧倒したとか……。」
閻魔は額に手を当てる。
「本人は『少しやり過ぎた』程度にしか思っておらん。」
「相手は反応すらできておらんのにな。」
思わず笑みがこぼれる。
「本気も出しておらん。」
「能力もほとんど使っておらん。」
「それであの強さじゃ。」
「敵に回したくないのう。」
部下も苦笑する。
「確かに、その通りですね。」
閻魔は窓の外を眺める。
「だからこそ。」
「あいつがこちら側で、本当に良かった。」
「もし敵になっておれば……。」
「今ごろ地獄は残っておらんかもしれん。」
部屋は静まり返る。
その言葉に、誰も反論できなかった。
コメント
1件
第131話読みました! 閻魔様が古流斬さんを「世界の理を超えた人間」って評してるの、すごく納得でした。あの化け物じみた強さを味方で良かったって本音で言えるの、逆に閻魔様の器の大きさ感じますね。「本人は異常さを自覚してない」ってとこ、めっちゃ笑った。部下が驚いてたのも可愛かったです。短編だけどキャラの関係性深まる良い一編でした🤍