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もう当たると思ったギリギリのところで弾が消えてフラウィに炎があたり飛んでいった。
別の攻撃…?また落ちてきたばかりの私を狙う者か。
獣のような見た目をしているが人間のように服を着て二足歩行だ。
『なさけないわね…つみもないこどもをいじめるなんて』
『こわがらなくてもだいじょうぶよ』
『わたしは トリエル このいせきのかんりにん です』
『まいにちここを みまわって おちてきたコがいないか かくにんしているの』
他にも落ちてきた者がいるのか。
『ここに ニンゲンが きたのは ほんとうに ひさしぶり』
『さ いきましょう! いせきを あんない してあげるわ』
今度は敵対してないようだがさっきのフラウィみたいな例もある。注意しないと
『*こっちよ。』奥の方に行くと扉がまたあった。先に進んでいく。
『*さあ あなたは きょうから ここで くらすのよ』
『*いせきの しかけについて おしえておくわね』仕掛け、そんなものもあるのか。
トリエルは左下、右下、右上、左上と順番にスイッチを押した。
どうやら扉を開けるための鍵のようだ。
『*ここには たくさんの パズルがあるの』
『*しんにゅうしゃを げきたいする むかしからの ぎじゅつよ』
侵入者…これは私のことだろうか。
『*へやを いどうするときは パズルを とかなくちゃ ならないの』
と言って、開いた扉の方へ進んでいった。ついていかなければ。
『*このさきへ すすむには ただしいスイッチを おさないと いけないの』
『*でも だいじょうぶ。ちゃあんと しるしを つけておいたから』
先に進むとスイッチがあり、明らかに矢印で印がつけられている。
印のついているスイッチをすべて下げると通路を塞いでいたトゲが引っ込んだ。
『*よくできました!』『*さあ つぎの おへやに すすみましょう』
ひどく優しいトリエルに、私は「違和感」を覚えていた。